連載
川西 カラクリ屋敷の春本さん(2/3 ページ)
世の中には、作らずにはいられない人たちがいる。役に立つとか評判になるとかを超越して、“自作”せずにはいられない人たちが。新連載「孤高のD.I.Y.」第1回。
時代を反映した作品たち
春本さんの作風には時事問題が幅広く取り込まれている。
2012年
辰年ということで、大小立派な龍がこしらえられている。
ロンドンオリンピックをくしくも逃すこととなった猫ひろしが走る水車も見事であった。
2013年
巳年ということで、大蛇がその鎌首をもたげている。訪れたときは、2014年の干支である馬の準備に取り掛かっていた。
2014年
昨年度から作っていた馬の装置が完成。この立派な姿の馬は、千成瓢箪を背負った豊臣秀吉の愛馬を表しているそうだ。老婆が牛を追いかけているのは「牛に引かれて善光寺」の話をモチーフとしているそうだ。
そして2014年の最新作は、世界選手権で優勝した氷の女王、この方である。
浅田真央さんだ。
ちゃんと3回転駆動するように作られている。そう、あの世間を風靡したトリプルアクセルを表現しているのだ。
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