猫をモチーフにした小物や生活雑貨を日々紹介していく連載、粋なニャンコモノ。
今回は神楽坂にある「ねこの郵便局というなまえのお店」から、インタビュー回で紹介しきれなかった文学グッズを紹介します。
神楽坂と作家・夏目漱石
神楽坂といえば、猫に関するイベントやお店も多く存在し、夏目漱石をはじめ明治時代には作家の尾崎紅葉、泉鏡花が住み親しんだ、いわば「文豪の街」です。周辺には有名出版社が軒並み立ち並び、東京理科大学や法政大学などの大学キャンパスもあります。
もともと、神楽坂は大正時代に花街として栄えた土地。閑静な雰囲気を保ちつつも、都心ながら風情ある街並みが今も残されています。
夏目漱石の関連商品は、「ねこの郵便局」でも、取り扱っています。小説「吾輩は猫である」の実写映画である市川崑監督のDVDをはじめ、猫を身近に感じるグッズが豊富です。
没後30年、猫ミステリー作家の仁木悦子
「ねこの郵便局」オーナー福本さんのオススメは、作家・仁木悦子さんの作品です。仁木悦子さんは、1957年に推理小説「猫は知っていた」で江戸川乱歩賞を受賞した作家で、今年2016年で没後30年になるとのことです。
ねこの郵便局でも、仁木悦子さんの本が並べられており、切手をお店に貼っていく(詳細は過去記事へ)ついでに、仁木悦子さんの作品を手に取る人も多いんだとか。
もともと仁木悦子さんは、児童文学から推理小説を書き始めた作家で、ミステリブームの先駆けとなった存在。没後30年経った今も根強い人気がありますね。
次回も猫に関する雑貨やグッズを紹介するので、お楽しみに!(※グッズはタイミングによって完売していることがございます)
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