「こんな変わったお土産ってアリ?」「これってもしかして方言だったの?」そんな日本の文化を1日1つずつ紹介していく「日本のお土産&方言特集」。
今回は特集の中から「えっ、それはないだろ!」と思わず突っ込みたくなるような、面白い方言を3選まとめて紹介します。
何を数えているのか全く分からない埼玉方言
「一の川、二の川、三の川」と聞いて何を思い浮かべますか? 実はこれ、埼玉県で席の列を数えるときにこのようにいいます。通常「一列、二列」と数えますが、埼玉だと「川」を使うのです。窓側から順に「一の川、二の川……」と数え、縦列を数えるときに使用します。
近年では「一号車」「二号車」など、号車で呼ぶ学校も多くなっているそうですが、埼玉だけではなく群馬周辺でも同様に「川」と表現する地域もあるようです。地域によって数え方が違うなんて面白いですね。
「はい、元気です!」は埼玉県が発祥?
小学校で出席を取る際、「○○さん」と呼ばれたら「はい」と応答するのが普通ですよね。しかし、埼玉県では、なぜか出席確認をするときに自身の健康状態を言う風習があります。なので、先生から「○○さん」と呼ばれたら生徒は「はい、元気です」と答えます。
これは、その日の生徒の健康状態を教師側が記録し、生徒の様子を確認するために始めたそうです。ちなみに元気がないときは「はい、のどが痛いです」や「はい、お腹が痛いです」など症状と合わせて答えます。
埼玉を中心に関東圏で広まり、この風習を知っているかつての生徒たちが、教師として全国的に広めたのではないかといわれています。
「うらに停めて」は裏に停めると怒られる?
車を止める際「うちのうらに車を停めておいて!」と勢いよく言われたら「あぁ、この人の家の裏に車を止めればいいんだな」と思うでしょう。でも、違います。埼玉では「うら」といえば「後ろ」を意味します。つまり、この場合は「私の家の後ろに車を停める」という意味になるのです。
他にも「私のうらが痒いから掻いて」と言われたら背中を掻くなど、「うら」には珍しい使い方があるのです。埼玉出身の人が「うら」と言ったら後ろのことを言っているのだなと思うようにしましょう。
- 詳細記事:埼玉県民「うらに停めて」は裏じゃない?
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