音楽好きのためのスマートスピーカー、オンキヨーが2機種を販売 GoogleとAmazonから「AI選べる」
オンキヨーグループが「音楽好きのためのスマートスピーカー」2機種を国内初披露。Googleアシスタント搭載の「G3(VC-GX30)」と、Amazon Alexaを搭載しDTS Play-Fiの機能を加えた「P3(VC-PX30)」で、近日中に販売予定。
オンキヨーグループは11月30日、音楽好きのためのスマートスピーカー2機種を近日中に発売すると発表した。Googleアシスタントを搭載した「G3(VC-GX30)」と、Amazon Alexaを搭載しDTS Play-Fiの機能を加えた「P3(VC-PX30)」で、いずれも音響機器メーカーのオンキヨーらしく「音にこだわった」モデル。9月にベルリンで開催された「IFA2017」で一足先にお披露目され、日本でも販売予定と発表されていた。
「G3」と「P3」の特徴は
G3は「普通のスピーカー」に近い見た目で、壁際に置くことも想定した小ぶりな直方体。Googleアシスタントで可能な操作に対応するほか、Chromecast built-in搭載製品と連携して、複数の製品から音楽やラジオをストリーミング再生することもできる。
オンキヨー&パイオニアマーケティングジャパンの荒木健社長は「小さいながらも“よく鳴る”のがG3の特徴」と話す。従来のスピーカーユニットの1.5倍の振動量と力強い駆動力のマグネットを持つ新設計のウーファーを、強固なフレームで固定することで揺れを抑え、低音域を支える。高音はバランスドーム型のツイーターがカバーする。「G3はどちらかというとヨーロピアンサウンド。一般的な日本人の好みに合うと思う」(荒木社長)
一方P3はG3よりも大きい楕円(だえん)の円柱形をしており、Amazon Alexaの各種機能とスキルを利用することができる。また「Onkyo Music Control」アプリから「DTS Play-Fi」機能を使って、対応製品からストリーミング再生が可能だ。
こちらは2.5インチフルレンジを2基搭載。パッシブラジエーターも2基備え、低音域を充実させている。どっしりとした重みのある音や力強い音を出すことができ「パワフルなアメリカンサウンドが楽しめる」(荒木社長)という。
4つのプリセットボタンにSpotifyプレイリストを登録できるほか、背面には3.5mmステレオミニジャックのラインイン/ラインアウトを備えており、有線接続でホームシアターやオーディオシステムなどからP3の音声を再生することもできる。
G3は近日中に家電量販店などから販売予定で、価格は2万5000円(税別)前後を予定。P3は「Amazon Echo」シリーズ同様に販売ページから「招待」メールをリクエストし、招待された人のみが購入できる。価格は3万円前後(税別)としているが、11月30日午後8時現在Amazon.co.jpのページでは3万2184円(税込)となっている。
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