ソニーが「aiboチャリティオークション」結果発表、落札金額の全額を生物多様性保全活動に
ソニーは12月20日、aiboチャリティオークションの結果を発表した。落札金額の全額1094万4551円をWWFジャパンに寄付する。
ソニーは12月20日、aiboチャリティオークションの結果を発表した。11台の落札者からの寄付金(落札金額からaibo本体価格などを除いた金額)の合計688万1591円と、ソニーからの寄付金(aibo11台分の税込価格相当額)406万2960円を合わせた落札金額の全額1094万4551円をWWFジャパン(公益財団法人 世界自然保護基金ジャパン)に寄付する。
チャリティーオークションでは、頭部を限定色の「Ivory White Gold Quartz Edition」としたチャリティ専用モデル「aiboチャリティバージョン」11台をソニーが「ヤフオク!」に出品。12月5日〜9日まで実施し、落札金額は目標の406万2960円に対して269%を達成した。寄付金は、WWFジャパンの生物多様性保全の活動に充て、世界中の希少な自然や野生生物の保護のために役立てる。
WWFジャパンの事務局長を務める筒井隆司さんは、「いただいたご支援はWWFが世界の生物多様性を守る活動に有効に使わせていただきます」とコメントを寄せた。筒井さんによれば、1970年の調査開始以来、世界の脊椎動物の種は58%減少。「生物多様性の維持は、人間が自然生態系の中で命をつないでゆく条件ですが、経済的な豊かさのために犠牲になり、絶滅した多くの生き物たちは二度と戻ってきません」と指摘している。
「これからの世界で多くの生き物が守られるかどうかは、われわれの決意と行動にかかっています。引き続きご理解とご支援をよろしくお願い申し上げます」(筒井さん)
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