IPアドレス⇔ホスト名変換 メールヘッダーの接続元アドレスが、数字だけのIPアドレスになっている場合は、「WPingRov」などの専用ソフトを使うと簡単にホスト名に変換できる
接続元IPアドレスを表示しない、いわゆる「匿名メール」送信には、リメーラーを使う方法がある。リメーラーは送信者のプライバシーを守るために設置されている中継サーバーで、接続元IPアドレスを書き換えて再送信してくれる。そのため受信側のヘッダーでは接続元IPアドレスがわからない。
ただしリメーラーは有志によるものが中心で、安定して使えないものが多い。個人情報保護の面で信用できないものもあるので、安全確実とはいえない方法だ。
anon@paranoici.org anon@ecn.org remailer@dizum.com mixmaster@remailer.privacy.at mixmaster@tatooine.homelinux.net
リメーラーの仕組みと使い方
送信方法
かなりマニアックな方法ではあるが、プロキシサーバーとWebメールをうまく組み合わせることで、接続元IPアドレスを隠したメール送信ができる。まずは本来のIPを漏らさないプロキシサーバーを探し(8ページ参照)、それをIEにセットしたうえでWebメールにアクセスする。Webメールは「From:」を書き換えられるものを使うのが必須だ。国内であれば「JMAIL.CO.JP」がそれにあたる。
Webメールからは本来のメールアドレスとは別のアドレスを記入して送信する。これにより受信側のメールヘッダーには、あなたの接続元IPアドレスが表示されなくなる。
ただし完全な匿名性は無理。ヘッダーには現れないが、Webメール側のサーバーには記録が残っている。犯罪に利用されれば当然ながら追跡されてしまうので、絶対に悪用してはいけない。
無料のWebメールサービス「JMAIL.CO.JP」。ほかのWebメールサービスとは異なり、差出人(From:)の表示を変更して送信できるのが特徴だ