ネットサーフィンだけで 個人情報が漏れていく

　IPアドレスとは、インターネット上の住所にあたるもの。ネットに接続していれば、必ずIPアドレスが割り振られており、3桁×4組の番号が付いている。

　このIPアドレスは、ネット上のいろいろな場所で記録されている。例えばWebサイトを表示するだけでも、あなたのIPアドレスが記録される。また、掲示板のログファイルやICQなどのメッセンジャーソフト、メールのヘッダーなどからもあなたのIPアドレスを知ることができる。

　IPアドレスを相手に知られたからといって、住所や名前がわかるわけではない。しかし、掲示板に他人の悪口を書いたり、ファイル交換ソフトで著作権を無視した交換をすれば、IPアドレスが証拠となる場合がある。とくにYahoo! BBユーザーは、IPアドレスがあまり変わらない半固定状態なので、不用意な行動をしないように心がけたい。

IPアドレスとはインターネット上の住所にあたるもの

IPアドレス例

210.81.3.228

ホスト名	www.yahoo.co.jp

●ひとりひとりのユーザーに割り当て
一部のユーザーを除き、ネットに接続しているコンピュータすべてに固有のIPアドレスが割り当てられる。256までの数字を4つ組み合わせたものがIPアドレスで、アルファベットを使ったホスト名と対応している。

●自分のIPアドレスを表示
Windows XPなら下のようにコマンドプロンプトを開き「ipconfig」と打ってEnterを押す。Windows 98やMeでは「ファイル名を指定して実行」で「winipconfig」と打ってEnterを押す。

●個人情報はわからない
IPアドレスからわかるのは、利用しているプロバイダ名で、場合によっては地域もわかる。ただし、個人の住所や氏名などの個人情報を直接調べることはできない（プロバイダ側では調べることができる）。

●IP⇔ホスト名の変換方法
IPアドレスとホスト名を変換するには、4ページで紹介したソフトを使うか、Webサイト上で調べられる「IPドメインSEARCH」を使おう。

ADSLセキュリティ完全読本　5/8