C406SのPOBox

携帯で文字を入力するとき,どんな方法が一番速い? C406Sは,革新的文字入力方式を採用している。

【国内記事】 2001年2月1日更新

 “携帯でメール”“携帯でチャット”人口は確実に増えている。一時期のポケベルのように,携帯のキーをタッチタイプして恐ろしい速さで文字を入力していく人たちが,筆者の周りにもいる。

 端末のメーカーも,携帯で文字入力を快適に行えるよう様々な改良を加えてきている。503iシリーズでは連文節変換が可能になったし,携帯電話向けATOKも搭載機種が予定されている。

 しかし,連文節変換なんてものが携帯電話で求められているのか,筆者には疑問だ。携帯電話のメールはそこそこ使うほうだが,長い文章といえるようなものを入力したことはない。だいたい,誤変換に悩まされるくらいなら“ひらがなのままでいいや”というのが,ケータイメールの雰囲気ではないだろうか。

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求められるのは,省入力

 じゃ,どんな入力補助機能があったらうれしいかというと,ちょっとキーを打つだけで,文章を代わりに書いてくれる機能だ。「あ」と入力したら,「明日は用事があって遅れます」くらいに変換してくれたら,とってもうれしい。

 さすがにこんな夢物語みたいな機能はないだろう……と思っていたら,なんとソニーのC406SにはPOBoxという超省入力機能が備わっているのである。

 「予測変換切替」をオンにすれば,「あ」と入力すれば「明日」「赤坂」「ある」「ありがとう」……などと候補が表示され,その中からジョグダイヤルで選んでいけばいい。しかもよく変換するフレーズは自動的に候補の上のほうに出てくるようになる。

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 「せ」と入力しても初めのうちは「誠二」は候補に上がらず,「せいし」まできて初めて候補に登場するのだが,一度それを選択すれば,次からは「せ」と打っただけで「誠二」が第一候補に出てくる。しばらく使い込めば,3,4回キーを押せばチャット的な文章ならできあがるに違いない。

読みがなの振りも完璧

 もう1つ驚いたのは,読みがなも綺麗に付けてくれることだ。つまり,アドレス帳の登録で,「せ」と入力して「誠二」を選択すると,読みがなの部分にしっかりと「セイジ」と入れてくれる。

 こんな細かなところへの気配りが,POBoxを真に実用的にしている。

 POBox自体は,1996年にソニーコンピュータサイエンス研究所で開発されたもので,筆者もPalm OSで何度か試してみたことがあった。Palm版を使った時にはそれほどの感動はなかったのだが,携帯電話版には非常に感心した。

 PalmのようなPDAでは,人名や地名など頻度情報に基づいた予測が立てにくい言葉を入力することが多い。文章を入力するわけではないのだ。逆にPCでは長い文章を高速に入力することが多い。先の文章を予測されるよりも,キーボードで入力したほうが速い,ということもある。POBoxのシステムは,まさに携帯電話にぴったりの,待望の文字入力方法だと感じるのだ。

 ちなみに,ソニーのJava搭載iモード端末,SO503iにもPOBoxが入ってくるもようだ。

[九条誠二,ITmedia]

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