DoPa内蔵の「E-707-S」今年のトレンドはずばり「PDAでも電子メール」。
昨年,ハンドスプリングの「Visor」やソニーの「CLIE」,パームコンピューティングの「m100」などPalm OS搭載機の発売ラッシュがあり,PDAは“ビジネスマンからOLまで必須アイテム”と化した。 しかし,今年のトレンドはずばり「PDAでも電子メール」。カシオが企業向けに販売する,パケット通信機能内蔵のPDA「カシオペアE-707-S」は,メールから個人情報管理,ビジネスツールまで何でもこなす強力なツールだ。 パケット通信の魅力とは?通信機能を内蔵したPDAといえば,日本IBMが販売する“PHS内蔵型WorkPad”が有名だ。PHSではなくパケット通信であるDoPaを採用した理由として,カシオは「ネットワークの信頼性が高いため」という。64Kbpsの速度を持つPHSよりも,いったん接続してしまえば,切断されることが少ないというパケット通信の特徴がPDAには適しているという考えだ。 また,モデムネゴシエーションなしに通信できるため,PHSに比べて通信にかかる時間が短いのも評価のポイント。 さらに,Wake on Ring機能も搭載している。E-707-Sには本体の電源とは別に,DoPaのオン/オフボタンが設けられており,DoPaのみをオンにしておけば,メールの着信と共に本体の電源がオンになり,リアルタイムで受信が可能。消費電力を抑えながら,ネットワークにつなぎっぱなしの環境を実現した。 DoPaチップ搭載パケット通信機能を搭載するに当たり,ドコモの「DoPaチップ」が初めて搭載されている。ちょうどGSM端末などで使われるSIMカードと同サイズのDoPaチップは,電話番号データなどが書き込まれており,端末を交換してもDoPaチップを入れ替えれば同じ番号を使って通信できる。 企業向け端末とはいえ,パケット通信の強みとPocketPCの良さを見事に融合したE-707-S。携帯電話とはまた違った,未来のPDAの姿を垣間見せてくれる逸品だ。 [斎藤健二,ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
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