DDIポケット,ヘビーメールユーザー向けにショートメッセージを無料化へDDIポケットは,メール割引適用ユーザーのショートメッセージ通信料を3月1日から無料化する。DDIポケット契約のPHS間に限定されるが,随分思い切ったサービスであることは間違いない。
一大ブームにもなったPメールと,使いでのあるライトメールの無料化今回DDIポケットが無料化に踏み切ったのは,同社PHS間の「Pメール」と「ライトメール」。どちらも端末間で直接メッセージを送受信する直送型で,リアルタイム性が魅力だ。このリアルタイム性が受け,Pメールが数年前に女子高生などを中心に,ポケベルに続いて一大ブームを起こしたのも記憶に新しい。 無料化は無条件ではない。どちらかと言えば既にメールをヘビーに利用しているユーザー向けの配慮で,メール割引対象ユーザーへの更なるサービスとなる。具体的には料金コースで「スーパーパックL」を選択しているか「メール割引サービス」の利用ユーザーが対象だ。 ※スーパーパックL,月額5000円で3000円の通話料含む
Pメールは英数カナのみ最大20文字(20バイト)とまさしくショートメッセージだが,ライトメールは漢字ひらがなで最大45文字(90バイト)とかなり使いでがある。Pメールと同様英数カナ(1バイト文字)のみを利用すれば最大90文字,4.5倍もの情報量が送受信できる。ちょっとした伝言なら悠々と送受信できる。 ライトメールは一部のH"とfeel H"端末でしか利用できないため,認知度は意外と低い。しかし絵柄フレームや簡単なアニメーションも併用できるなど,コミニュケーション用途には十分なスペックだ。 値引き,そして無料化唐突とも思える無料化だが,これには2月の直送系メール(Pメール,ライトメール,DXメール)の値下げが関係している。直送系メールは従来の1通10円が6円になり,メール割引対象ユーザーでは5円が3円となった。 割引は全てのユーザーにメリットだ。しかし定額料を払ってメール割引サービスを利用しているユーザーは1通当たりの割引が小さくなったともいえる。お得感が薄くなってしまったわけだ。 スーパーパックLのユーザーの場合,表向きの定額料はない。しかし月々支払う基本料金が高いのだから定額料を払っているのと変わりはない。 直送系メールの値下げでメール割引サービスのお得感が薄れた。そこでDDIポケットでは直送系メールで回線占有時間の短い,つまりDDIポケット側からみた通信コストの低いPメールとライトメールを無料化し,メール割引サービスのメリットを拡大したのだ。 ユーザーから見れば電子メールや「DXメール」の無料化を望みたいところだろうが,特に電子メールは既に大きなDDIポケットの収益源となっているはずで無料化は難しい。 ショートメッセージ無料化の理由はともかく,ユーザーにとって嬉しいニュースであることには間違いない。 関連記事 [坪山博貴,ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
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