PortGear USB-シリアル DB-9コンバータ

あなたのノートPCをPalmとつなげるギア。

【国内記事】

2001年2月23日更新

　「WorkPad」ユーザーである私は，新しいノートPCに買い換えて真剣に困ったことがある。ご存知の通り，WorkPad（Palm）はPCとシンクロしてこそ能力を発揮できるデバイスだ。

　シンクロするには，シリアルポートか赤外線ポートを使ってWorkPadとPCを接続することになる。デスクトップPCならばシリアルポート，ノートPCなら赤外線ポートが付いているので問題ないはずだ。普通は。

　しかし，私が買い換えたノートPCにはシリアルポートがない。最近の薄型ノートPCの例に漏れず，そんなレガシーなポート類は取り去られている。しかも，赤外線ポートもない。私も，Palmとのシンクロ以外には赤外線ポートを使ったことがないので，利用頻度を勘案すれば正しい判断だと思う。しかし，困った。

　これが，WorkPadではなく「CLIE」や「Visor」ならよかった。クレイドルがUSB接続だからだ……。と，そんなことを言っても後の祭りなので，仕方なくUSBをシリアルポートに変換するアダプタを探してみたが。

USBを使いたいが

　さらに困ったことに，私のノートPCのOSはWindows 2000だ。「USB−シリアルコンバータ」の類を探してみると，ほとんどが「Windows 98/Me対応」となっている。Windows 2000が周辺機器などで冷遇されていることは身に染みて分かっているのだが，改めて痛感させられる一瞬だ。

　そして，やっと見つけたのが，このXircomの「PortGear USB-シリアル DB-9コンバータ 」。WindowsだけでなくMac OS 8.5/8.6/9.0にも対応している。さらにありがたいのは，9ピンコネクタだということだ。USB-シリアルコンバータには25ピンのものも多く，気をつけないとあとで変換アダプタまで買いにいく羽目になる。

　けっこう苦労したが，何とかWorkPadは動いてくれている。しかし，出張の時にもこのアダプタを持っていかないとダメなのかと思うと気が重い。Windows 98で赤外線ポートを使っていたときが懐かしい。

　レガシーなポートをなくして進化するのもかまわないが，その分いろいろなものを買い揃えなくてはいけないという現実は確かにある。“早くPalmもBluetoothを内蔵してくれ！　そうすればさらにシンクロは楽になる”と思う今日この頃だが，それによってさらに出費はかさむわけだ。

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