番外編 ドコモ,公式iアプリ作成ツールを公開iアプリのエミュレータなどを含んだ,公式開発ツール「J2ME Wireless SDK for the DoJa」が公開された。
NTTドコモは3月23日,503iシリーズで動作するJavaアプリケーション「iアプリ」の開発ツール「J2ME Wireless SDK for the DoJa」を公開した。 NTTドコモの「iモードJavaのスペック」のページからリンクが貼られ,名前とメールアドレスを入力することで,ダウンロードが可能。 J2ME Wireless SDK for the DoJaのページ このJ2ME Wireless SDK for the DoJa(以下DoJa)には,iアプリを作成するために必要な一通りのツールやファイルが同梱されている。このツールの公開で(ようやく)一般の開発者がiアプリを開発するための完全な環境が整った,といってもいい。 DoJaに含まれているのは,従来CLDCの開発キットから入手する必要があった事前検証ツールpreverify(Windows版のみ)をはじめ,従来は「i-Jade」などサードパーティ製品に頼っていたNTTドコモおよびJ2ME関連ライブラリが含まれている。これらを利用すれば既存のJava開発環境でiアプリのコンパイル〜事前検証までがWindows上で可能になる。 さらにDoJaには503iのエミュレータが含まれている。このエミュレータを使用して作成したiアプリのデバッグ作業が可能だ。 また,DoJaはGUI開発ツールも含まれている。DoJa自体にシンプルな(必要最小限の機能を持つ)GUIコンソール「KToolBar」が同梱されているほか,Sun Microsystemsの高機能Java IDE(統合開発環境)である「Forte for Java」(Community Editionを含む)でDoJaを利用するためのプラグインが含まれている。
連載「イチから始めるiモードJavaプログラミング」でも,次回からDoJa+Forteという環境を中心に開発を進めていく予定だ。スケジュールを変更し,来週にはDoJa+Forteの詳しい解説を取り上げる。 DoJaに含まれる機能
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