64和音,MIDI対応の携帯電話「TK11」登場──ツーカー

携帯電話の着信メロディは,ついにMIDIを使った64和音にまで進化した。付属のイヤホンマイクで音楽を楽しむこともできる。

【国内記事】 2001年4月19日更新

 ツーカーグループは4月19日,MIDI方式の音楽配信「funstyle」に対応した京セラ製端末「TK11」を発売すると発表した(funstyleについては4月19日の記事参照)。発売時期はfunstyleのサービス開始と同時の5月下旬を予定している。

色はソニックブルー(左)とルージュピンク(右)の2種類

 TK11は,背面にサブ液晶を備えた折りたたみ型携帯電話で,PCMを使った64和音492音色の音源チップを搭載していることが特徴だ。

 通話にも利用できるイヤホンマイクが標準で付属し,funstyleからダウンロードしたMIDI楽曲を再生できる。連続再生時間は約8時間。また,ダウンロードしたMIDI楽曲から好きなところを切り出すことで,64和音の着信メロディも楽しめる。

 ディスプレイは256色カラー液晶(96×128ピクセル)のほかに,背面にはモノクロ2階調液晶(90×13ピクセル)のサブディスプレイも備える。最大表示文字数は全角64文字。

 価格はオープンプライスだが,KDDI移動体事業戦略本部ツーカー事業推進部のM1プロジェクトグループリーダーである安田洋部長によると「店頭で1万5000円前後を予定している」という。

 主な仕様は以下の通り。

連続通話時間 約220分
連続待受時間 約400時間
サイズ(幅×高さ×厚み) 約50×90×27ミリ(折りたたみ時)
重さ 約115グラム

付属のイヤホンマイクは半透明な素材を使った凝ったつくり。音楽を聞いているときに着信した場合,コントローラ部に付いているマイクを使って通話もできる

液晶背面にはサウブウインドウのほかに,7色に光るLEDも。本体背面には着信メロディ用のスピーカーがある。小型のスピーカーながら,音は美しく,音量を上げても音割れなどを感じさせない

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[斎藤健二,ITmedia]

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