低年齢層の決済手段に──リチャージャブルなプリペイドカードを使った「BIS-Net Payment」キャリアの課金代行やクレジットカードが中心のモバイル少額決済に,リチャージャブルなプリペイドカードを使った新方式が登場する。
eコマースや携帯電話を使った商取引で,相変わらずネックになっているのは決済手段だ。特に,若年層の比率が高い携帯電話の場合,クレジットカードを使った決済が用いにくい。 「低年齢層の決済手段は,どうすればいいのだろうか?」――モバイル・コンテンツ・フォーラム(MCF)のセミナーでそう問い掛けたのは,ビー・アイ・エスの村松靖夫社長だ。同社は独自のプリペイドカードを用い,「BIS-Net Payment」というシステムを構築。携帯電話を中心とした商取引の決済手段のデファクトスタンダードを目指す。
店舗への導入はフリーソフトを使って同社のプリペイドカードの特徴は「リチャージャブルな少額決済用のプリペイドカード」(村松氏)。通常のプリペイドカードは,金額を使い切ったら新しいカードを買い求める必要があるが,同社のカードの場合「銀行振込という手段で入金可能」(村松氏)だ。また,カードを販売しているコンビニエンスストアでもリチャージができる。 課金記録は同社のコンピュータで管理され,カードが再利用できるため,eコマース決済手段として最適だと,村松氏は主張する。
ビー・アイ・エスの資料より もう1つの特徴は,「BIS-Net Payment」の導入が低コストで可能なことだ。導入したい店舗,または個人が,簡単な書類をビー・アイ・エスに送付して審査を受ける。審査を通ればCD-ROMなどで決済システムが送付され,自分でインストールすることができる。料金は初期登録料の1000円しかかからない。 「ショップの皆さんに,先に(決済システムへのアクセスソフトを)フリーソフトとして提供する。“卵とニワトリの関係”にならぬよう,利用環境をまず立ち上げる」(村松氏) 決済時にビー・アイ・エスが受け取る手数料は6%。「通常のプリペイドカードの場合,公式には13%,実際には8%程度のことが多い。クレジットカードの場合,10%程度取られるし,個人は相手にしてくれない」と,村松氏は,BIS-Net Paymentが手数料面でも優れていると言う。 同社のプリペイドカードは,セーブオン,タイムズマートなどのコンビニエンスストアで販売されており,今後は大手コンビニを含め,取り扱い店舗を急拡大する予定だ。
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