128Kbpsつなぎ放題は日本通信のbモバイルがお得?DDIポケットは3月26日より128Kbpsのつなぎ放題サービスを開始する。同じく128Kbpsのパケット通信に対応する日本通信のbモバイル・プリペイドサービスは,追加料金なしでサービスを受けられる。
DDIポケットが3月26日から128Kbpsのつなぎ放題サービス「オプション128」を開始するのに伴ない,DDIポケットのMVNO(仮想移動体通信事業者)である日本通信も,128Kbpsのサービスをスタートさせる。DDIポケットが提供するサービスと比較すると,事前に一括して料金を支払う必要があるものの,長期間利用することを考えると,コスト的にはこちらの方が割安になるようだ。 日本通信のbモバイル・プリペイドサービスは,DDIポケットのPHSパケットデータ通信の回線卸売りを受け,MVNOとして企業向けに行っていたデータ通信サービスを,コンシューマー向けにも提供するもの (11月28日の記事参照) 。データ通信用のカードと1年間のつなぎ放題のデータ通信料,インターネット接続料をパッケージとしてプリペイド方式で販売している。 同社ではこのbモバイル・プリペイドサービスについて,DDIポケットが128Kbpsのつなぎ放題サービスを始めることを受け,同じ3月26日から128Kbpsに対応させる(1月17日の記事参照) 。 ここでポイントになるのが,bモバイルでは,128Kbps対応にあたって,追加コストが一切発生しないということだ。
最初に一括で支払えるなら,bモバイルがお得?DDIポケットの128Kbpsのつなぎ放題は,「つなぎ放題コース」のオプションサービスとなる。そのため,つなぎ放題コース料金の5800円 (年契時は4930円) +オプション128の料金3500円+インターネット接続料が最大で1500円 (1月25日現在PRINのみ対応のため,PRINで試算) となり,最大1万800円 (年割り時9930円) の月額料金がかかる (1月17日の記事参照) 。また,カード代金約1万2800円と,新規契約の場合は契約事務手数料2700円も必要だ。 一方,日本通信のbモバイル・プリペイドサービスは128Kbps対応にあたって,データ通信カードのファームウェアアップグレードを行うだけ。追加料金を支払う必要は一切ない。 bモバイルの価格は,販売店によって価格が違うが,大半のショップが,24時間プランの12カ月パッケージで7万6000円。データ通信カード代を1万2800円として,月額に換算すると約5270円となる。 同サービスの場合,最初に一括で料金を支払う仕組みなので,初期導入費用はかさむが,全額投資できるユーザーであれば,bモバイル・プリペイドサービスのほうがコストパフォーマンス的に有利というわけだ。実際,通信速度が上がっても追加料金が発生しないため「128Kbpsサービス告知後の反響は大きく,契約は飛躍的に伸びている」 (日本通信・広報)という 。 同社ではサービス開始日から,ファームウェアを128Kbps通信に対応させるためのアップデータをWeb上で無償提供する予定。これを使ってアップデートを行えば,ユーザーはすぐに128Kbpsサービスを受けられる。ちなみに,bモバイルのデータ通信カードは,DDIポケット向けの「AH-G10」(1月17日の記事参照) と同じ本多エレクトロン製で,見た目はそっくりだ。
なお,日本通信では,128Kbps対応に伴なう試験サービスについては「社内的には行うが一般ユーザー向けに行う予定はない」 (広報) と話している。
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