NTTドコモ,PDA向けポータルサービス「infogate」を3月1日より開始

NTTドコモおよびNTTドコモグループ8社は,PDAでの利用を目的としたポータルサービス「infogate」を,3月1日より開始する。対象となるデバイスはPocket PCやザウルスになる見通しだ。

【国内記事】 2002年2月7日更新

 NTTドコモおよびNTTドコモグループ8社は,PDAでの利用を目的としたポータルサービス「infogate」を,3月1日より開始すると発表した。

 このinfogateは,NTTドコモの携帯・自動車電話,FOMA,PHSなどの移動通信サービスなど同社の通信インフラを利用して,PDAからコンテンツプロバイダが提供する各種コンテンツやアプリケーションを閲覧,利用できるサービス。

 対応回線は,全国のドコモの携帯・自動車電話,FOMA (64Kbpsデータ通信,パケット通信) ,PHSおよびDoPaで,サービス提供エリアはそれぞれのエリア内となる。

 対応するPDAは,動作確認が済み次第,順次同社Webページにて公開される予定。2月7日現在,カシオ計算機,コンパックコンピュータ,シャープ,東芝,日本電気,日本ヒューレット・パッカードの協力を得ているという。NTTドコモ広報によれば「Pocket PCとザウルスへの対応を視野に入れている」といい,手のひらサイズのデバイス向けサービスとなるようだ。ちなみにPalm OSへの対応は現時点で未定だ。

 infogateを利用するための月額料金は100円 (グループオプションは50円) 。通信回線の付加機能使用料として請求される。アクセスは,NTTドコモの通信インフラに限られていることに加え,infogateと契約しないとアクセスできない仕組みになっている。このため,煩わしい認証などは不要だという。


サービスのシステム概念図

 infogateを利用する際にはmoperaのアクセスポイントに接続する。infogateは,「ドコモのISPであるmoperaの拡張サービスである『M-stage visual』や『M-stage music』のような位置付けになる」とドコモ広報は話す。必要な人が別途申し込むサービスということだ。infogate内の有料コンテンツの料金は別途支払うことになり,料金の回収はコンテンツプロバイダが独自で行うか,ドコモに依頼するのかを選べるという。

当初は法人向けに展開

 同社はinfogateについて「PDAなど情報端末への利用志向が高い法人ユーザーにカスタマイズされたコンテンツやアプリケーションを利用できるプラットフォームとして提供する」と話しており,当初は法人向けサービスが中心になる予定。しかし,「広がりを見ながら個人ユーザーに広げていく」計画で,コンテンツも,幅広いジャンルのものを用意している。

 NTTドコモでは,既存の企業システムにinfogate経由でアクセス可能にするためのシステム構築をオプションでサポートする用意もあるという。

コンテンツ内容は

 infogateでは次のようなコンテンツにアクセスできる。

一般コンテンツ

 メニューリストに公開されているコンテンツ

  • コンテンツメニュー:ニュース,天気予報,モバイルバンキング,路線検索,地図,タウン情報など

  • アプリケーションメニュー:企業向けグループウェアなど

特定コンテンツ

 特定のユーザだけが利用できるコンテンツ。企業システム接続,特定ユーザ向けのSFAなど。

 そのほかの機能として,複数の同一名義ユーザを1つのグループにまとめる「グループオプション」,グループで,コンテンツ/アプリケーションを一括して購入/解約できる「一括購入/一括解約」,グループ内で,個々にコンテンツ/アプリケーションを購入/解約することを制限する「購入制限/解約制限」,CP/ASP側からの情報を,Live!対応端末に対し自動的に配信する「Live!情報配信サービス」などがある。

 用意されるコンテンツの詳細はここで参照できる。

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[後藤祥子,ITmedia]

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