新連載:Mobile&Movie 第2回
僕たちのアナバナナ(Keeping the Faith)
「携帯と私は深い仲なの」

映画の中の名脇役としての“モバイル製品”ご紹介する「Mobile&Movie」。第2回は,俳優でもあるエドワード・ノートンが監督作品をご紹介しよう。主人公アナと携帯電話の「深い仲」とは!?

【国内記事】 2002年2月22日更新

作品名僕たちのアナバナナ (Keeping the Faith)
監督エドワード・ノートン
制作年・製作国2000年アメリカ作品


 女1男2の複雑な恋の舞台は,キラキラ輝くニューヨーク。ひたすらお酒を飲み泣きじゃくる男,ブライアン。パブで酔いつぶれてしまった彼に,バーテンはその涙の理由を聞く。

「とても長い話なんだよ……」

 アナ・バナナとジェイク,ブライアンは,小学校の仲良し三人組でした。おてんばで勝気なアナと,いつもどこへ行くにも一緒に過ごしていた僕たち。少年時代の楽しい思い出をいっぱい残して,アナは突然引っ越していきました。

 それから大人になって,ブライアンはキリスト教の神父,ジェイクはユダヤ教のラビ (ユダヤ教の神父のような立場) となりました。こんな不思議な取り合わせの2人はアナが去ったあと,その寂しさを埋めるようにますます友情を深めました。ブライアンにとっても,ジェイクにとっても,特別な存在だったアナ。そんな彼女がイカしたキャリアウーマンになって,十数年ぶりにニューヨークに戻ってくる!

 アナは,週に100時間働くワーカホリック。セントラルパークを散歩するときも,携帯電話が手離せません。いつでも折りたたみ式ブラックの携帯をパカパカ。「耳に電話を埋めろ」とブライアンに言われてしまうくらい。そんなアナもレストランのディナーでは,呼び出し音をバイブレータに切り替えてマナーモード。太腿のガーターベルトに挟むというセクシーな演出でした。

「携帯と私は深い仲なの」

 ブライアン,ジェイク,そしてジェイクのガールフレンド候補レイチェルとのダブルデートで,アナはそう言いました。仕事中毒のアナにとって,携帯は体の一部のようになっているのです。

 携帯電話との関係は“恋の化学反応”だと言うアナ。彼女が“恋”という言葉を口にした時,アナとジェイクの気持ちが友情から化学反応を起こし始めます。

 おたがいの気持ちに気付いた2人でしたが,ラビという立場であるジェイクには乗り越えなければならない壁がありました。アナよりも大切なものは宗教だと言い切ったジェイク。やりきれないアナはブライアンを呼び出し,打ち明けます。アナの気持ちが自分にあると信じていたブライアンは,たまらず禁じられているお酒を泥酔するほど飲んだのでした。

 そんな恋と友情の物語のもうひとつの見どころは,ブライアンが「よその街に住んでる連中は,本当の人生を知らない」と言うニューヨークの美しい風景。実在するレストランや美樹館,立ち並ぶビル,そして夜景を見ると,この街が受けた痛手を思わずにいられません。ブライアン役をとぼけた味たっぷりに演じ,自ら監督したエドワード・ノートンのニューヨークを愛する気持ちも伝わってくる映画です。

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[本田亜友子,ITmedia]

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