パケット対応「J-SH51」発売──写真でチェック(3/3)
公式以外の無料アプリも使える,Javaアプリ3Dポリゴンや2Dスプライトで有名なJavaアプリが,従来の30Kバイトから100Kバイトに拡張。さらに,一般の制作者が作ったJavaアプリもダウンロードして楽しめるようになった(3月1日の記事参照)。
JavaアプリもSDカードに保存可能。SDカードから起動することもできる。これでもう,本体メモリの容量を気にすることなく,いくらでもJavaをダウンロードできる。ちなみに“うらら”はバージョン2となり,陰影のついた美しい3Dポリゴンが踊るようになった。電池が減ってきたり,圏外になったりすると元気がなくなるのも楽しい
メールの文字数が拡大メール文字数はロングメールからスーパーメール(2001年11月の記事参照)となって,全角6000文字相当の12Kバイトに拡大した。恩恵は文字数だけではない。これまでは最大6Kバイトのファイルしか添付できなかったため,写メールの画質が落とされていたが,J-SH51では9〜10Kバイトサイズのより高画質な画像を送受信できるようになった(2001年11月の記事参照)。 ただし,パケット化に伴いメールの料金も変更されたことには注意したい。従来ロングメールの着信通知は無料だったが,スーパーメールでは有料(5月31日までは無料)。ちなみにパケット単価はiモードと同じ0.3円だ。
文字入力機能やメール振り分けなどが強化いったん単語を変換すると,次回からは1文字の入力で変換できる学習1文字変換を搭載(2月1日の記事参照)。受信したメールの自動フォルダ振り分けが可能になったり,アドレス帳がようやく3電話番号・3メールアドレスの登録に対応したりと,細かなソフトウェアも大きく改善されている。
40和音の着信メロディヤマハ製の新チップMA3を搭載し(2001年12月の記事参照),FM音源32和音と実際の音をサンプリングしたWaveTable8和音に対応した。 3月1日の段階で,40和音の着信メロディを提供しているサイトは数多く,例えば「ビクター ファンキービート」だけで3500曲。「Sky-On楽団」では6000曲を用意しているという。 従来のFM音源16和音と比べると,同時発音数が増えたことよりもWabeTable(PCM)に対応したことで,音質が格段にリアルになった印象を受ける。
1600万色のTFT液晶ディスプレイ液晶ディスプレイは,ソフトウェア処理により1600万色相当のJPEG画像表示を実現にした。
魅力溢れるJ-SH51だが,パケット化以前の端末──J-SH07などより劣っている部分もある。例えば,以前はJavaアプリを一時停止させたままWebブラウズが可能だったが,J-SH51ではJavaアプリを終了させないとブラウザが立ち上がらない。 スペック上28.8Kbpsと高速化されたデータ通信だが,1ページあたりのデータ量が増えたためか,あまり速い印象を持たなかったのも事実だ。また,Web閲覧時に前のページに戻った場合,キャッシュを展開して表示しているはずだが,動作が遅い。 このあたりの点は,今後各機能ごとに使いこなし方を紹介しながら,指摘していきたい。
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