アップルの「iPod」,vCard形式のデータ保存に対応

アップルのミュージックプレイヤー,iPodがvCard形式のデータ保存に対応した。iPodをアドレス帳にすることができる。

【国内記事】 2002年3月21日更新

 Macworld Tokyo 2002の基調講演で,iPodがvCard形式のデータ保存をサポートすることが発表された。Macworld SF 2002で同様のサードパーティ製ソフトが展示されていたが,今回発表されたiPodソフトウェア (iPod 1.1) を手持ちのiPodにインストールすると,Palm DesktopやMicrosoft Entourageなどのアドレスデータをドラック&ドロップでiPodに保存し,持ち歩けるようになる。


基調講演でのプレゼンテーションの様子。iPod 1.1アップデータを手持ちのiPodにかけることで「PalmDesktop」「Entourage」「Address Book (Mac OS X標準ソフト) 」のPIMデータをiPodで持ち歩くことが可能になる


「Contacts」というメニューからPIMデータが閲覧できる


Contactsリストからデータを選択


このようにPIMデータをiPodで閲覧可能。日本語の表示にも対応している

iPod 1.1は既にAppleのWebサイトで公開されている。実際にPalm Desktop 4.0bのアドレスデータをiPodに移行してみたので簡単に手順をご紹介しよう。
まずiPod 1.1アップデータを当てる。アップデータを当てたあとのiPodは日本語フォントが変わり,「アドレス帳」というメニューが追加される
iPodをMacにマウントして開くと「Contacts」というフォルダができている。ここにPalm Desktopからアドレスデータをドラック&ドロップでコピーするだけ
Contactsフォルダの中身。アドレスデータのコピーが終わったらiPodをアンマウントし,FireWireケーブルを抜く
iPodのアドレス帳の中に先ほどコピーしたデータがリストアップされる
このように,PalmDesktopのデータをiPodで持ち出すことが可能になる

 すでにPalmデバイスを持っているユーザーにはあまりありがたみのない機能だが,データのコピーが簡単で速いところが便利だ。「Palm DesktopをPIMソフトとして使っており,iPodの容量も余っている」というユーザーにはiPodの利用範囲が広がることになり,歓迎される機能だろう。

[田中裕子,ITmedia]

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