手のひらサイズのWindows XPマシン「バイオU」速攻＆徹底検証：
（2）サイズとウェイト

手のひらサイズというサイズが大きな注目を集めているバイオU。移動先で歩きながら使うことを意識して設計されたこのボディは，ほかのミニノートと比較してモバイル環境での利用において優位点があるのだろうか。

【国内記事】

2002年4月17日更新

B5版のコミックと同じサイズで500ml缶＋350ml缶の重量を持つPCG-U1

　なによりもまず気になるのがPCG-U1の大きさと重さでだろう。PCG-U1のサイ ズに関するスペックは下の表のようになっている。

　本体だけの大きさならばB5版サイズで少し厚めのコミックと同じレベルなのだが，バッテリーが本体の下に装着する構造になっているため，装着するとバッテリーの部分は46ミリ強にもなる。

　重量はバッテリー込みで820グラム。缶ジュースに例えると「500ml缶＋350ml缶」ぐらいだ。

青年系コミックがB5版。幅や奥行きはまったく同じ

「持って使う」のであればバッテリーを装着した状態にすることは当然。バッテリーがなかなかのサイズとウェイトであり，「見た目は小さいけど重そう」という印象は否めない

PCG-U1のサイズ/ウェイトに関するスペック

サイズ	184.5×139×30.6〜46.1ミリ
ウェイト	約820グラム（バッテリーS装着時）

収納するときや持ったときには小さく感じるが，それ以外では……

　果たしてこれが本当に小さく，軽いのだろうか？　これまでバイオノートのなかでもっとも小さい存在だったバイオC1シリーズ（249×152×28〜30ミリ/1キログラム）と，モバイル重視のノートとして評判が高い富士通のLOOX Sシリーズ（231×149.5×26.5ミリ/890グラム）と比べてみた。スペック上ではPCG-U1の小ささや軽さが目立つものの，受ける印象はスペック通りにはならなかった。

　まず，鞄やバッグなどに本体を収納してみると，この時にはPCG-U1のの小ささを感じることができた。バイオCやLOOX Sはキーのサイズを確保するために横幅が長いのだが，これが鞄やバッグに入れるときに大きさや向きを制限するのに対し，幅も奥行きも厚みも小さいPCG-U1は収めやすいのである。ただ，鞄やバッグに入れたあとの，鞄/バッグ全体の重さは，バイオCを入れたときやLOOX Sを入れたときと大差はなかった。鞄やバッグには本体以外のものも入れるため，重量の相対差が小さくなるためである。

アシスタント（女性）が普段持っているバッグにPCG-U1を入れてみた。このコンパクトなボディならすんなり収まる

同じバッグにLOOX Sを入れてみた。向きに制限されるものの，バッグ全体の重量の差は感じられない

小さなセカンドバッグにも入れられる。これは確かに小さい

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[濱田宏貴，ITmedia]

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