「ワン切り」業者が初の逮捕

各紙の報道によると，警視庁は19日までに，携帯電話を1度だけ鳴らす「ワン切り」を使ってわいせつな内容のテープを聞かせていたとして，都内の会社役員ら3人をわいせつ物公然陳列の疑いで逮捕した。

【国内記事】

2002年4月19日更新

　各紙の報道によると，警視庁は19日までに，携帯電話を1度だけ鳴らす「ワン切り」を使ってわいせつな内容のテープを聞かせていたとして，都内の会社役員ら3人をわいせつ物公然陳列の疑いで逮捕した。ワン切り業者の逮捕は全国で初めてという。

　報道によると会社役員らは，事務所に用意した電話回線23回線と自前のサーバを使い，自動的に約100万件のワン切り電話をかけられるシステムを構築。ユーザーが電話をかけると無料ガイダンスに続いてわいせつな音声を“1分100円”で送信。料金を払わないと「訴える」などと催促して取り立て屋を使って支払わせていた。数万人から数億円を稼いでいたと見られている。

　ワン切りは，1度だけ携帯電話を鳴らして着信履歴に番号を残し，相手に電話をかけ直させるという手法。

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