NTTドコモ，5月8日より地域ドコモ8社を完全子会社化

NTTドコモは5月8日，株式交換により各地域ドコモ8社を完全子会社化すると発表した。地域ドコモ各社を完全子会社化することで，事業戦略・資本戦略の展開の一体性を高めることが目的。

【国内記事】

2002年5月8日更新

　NTTドコモは5月8日，株式交換により各地域ドコモを完全子会社化すると発表した。100%子会社となるのはドコモ北海道，ドコモ東北，ドコモ東海，ドコモ北陸，ドコモ関西，ドコモ中国，ドコモ四国，ドコモ九州。

　株式交換による完全親子会社関係を創設した理由について同社は，連結納税制度が今年度から導入される予定であり，連結納税制度の適用に向けて早急に条件整備を図っておく必要があることと，移動体通信事業を巡る経営環境が厳しさを増し，地域ドコモ各社を完全子会社とすることで，事業戦略・資本戦略の展開の一体性を高め，ドコモグループトータルの企業価値の向上を図ることが急務であると判断したためであると説明している。

また同社は，5月8日開催の取締役会において，法定準備金の減少及び自己株式の取得について，株主総会の承認決議が得られることを条件として決議した。

　同社は法定準備金減少の目的について，平成14年11月1日を株式交換の日として予定している簡易株式交換において，完全子会社となる会社の株主に対して新株の発行に代えて自己株式を移転することとしているが，当該自己株式の取得の財源とするためであるとしている。

　自己株式の取得を行う理由は，11月1日を株式交換の日として予定している簡易株式交換において，完全子会社となる会社の株主に対し，新株の発行に代えて，自己株式を移転するためという。

関連リンク
ドコモニュースリリース
NTTドコモ

[ITmedia]

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

---