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2002年5月20日　05:59 PM 更新

IBMとオープンウェーブ、ワイヤレス分野でグローバルな戦略的提携を発表

　米IBMとオープンウェーブシステムズは5月20日、移動体通信事業者の収益向上、コスト削減および顧客流動の削減を支援することを目的とした10年間のグローバルな戦略的提携を締結したことを発表した。

　この提携により両社は、IBMのe-ビジネスインフラストラクチャと、オープンウェーブのメッセージングおよびモーバイルソフトウェアを融合したオープンなソリューションの開発、構築、および販売を行っていく予定という。

　両社は、既にオープンな共同レファレンスアーキテクチャ上で、共同作業を開始して おり、欧州、アジア、米国にあるIBMの「Network Innovation Lab」およびオープンウェーブの「Demonstration Lab」で紹介されている。同アーキテクチャは今後、3〜6カ月ごとにアップデートされる計画。両社は当初、合計で200名以上の担当者により提携内容の実現に向け注力するという。

　具体的には、オープンウェーブのサービスOSメッセージングおよびモーバイルソフトウェア製品群とIBMのWebSphereミドルウェア製品群が統合されることになる。オープンウェーブの製品群は、e-mail、Mobile Instant Messaging、統合メッ セージング、マルチメディアメッセージング、ダウンローディング、ブラウジング、プロビジョニングおよび契約加入者／サービス管理が含まれる。

　一方、IBMのコンポーネントには、WebSphere Portal、WebSphere Application Server、WebSphere Voice Server、WebSphere Everyplace Server、WebSphere Business Integrator、Tivoli技術管理ソフトウェアおよびDB2データ管理ソフトウェアが含まれている。そのほか両社のソリューションは、最大限の性能と信頼性を提供するために、IBM eServer pSeriesとSharkストレージに最適化されるという。

関連リンク
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オープンウェーブシステムズ

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