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2002年5月30日　06:47 PM 更新

東芝、北米で携帯電話端末事業を拡大

　東芝は5月30日、北米市場での携帯電話端末事業を拡大すると発表した。北米の端末ベンダー大手との提携関係を強化、中南米への新規参入でも連携する。

　東芝が端末をOEM供給している米Audiovox Communications（ACC）への出資比率を5％から25％に引き上げるほか、同社に役員を派遣するなど経営に積極的に参加する。

　東芝は2003年をめどに東芝ブランドでCDMA端末を販売する計画で、ACCは東芝ブランドの端末を各キャリアに優先的に販売する。北米市場での販売を強化する一方、中南米など他地域への新規参入でも連携を図る。

　ACCは米VerizonやSprintを中心に端末を納入しており、CDMA端末の実績は業界2位。東芝はACC向けCDMA端末の半分近くをOEM供給している。東芝はACCの販売・サービスネットワークを活用することで、北米市場での展開に必要なコストを抑えながら事業規模を拡大する狙い。

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