日常風景を“ブックマーク”するデジカメ――手のひらサイズの「サイバーショットU」ソニーが、手のひらサイズのデジカメ“サイバーショットU”「DSC-U10」を発表した。常に携帯して日常を画像でメモする“ビジュアル ブックマーク”がコンセプトだ
ソニーは6月27日、手のひらサイズのデジタルカメラ“サイバーショットU”「DSC-U10」を発表した。7月20日から発売する。価格はオープンだが、実売は2万5000円前後となる見込み。
“サイバーショットU”「DSC-U10」 同社の「サイバーショット」シリーズは、これまでコンパクトサイズの“P”、フラッグシップモデルの“F”、スタミナやスペックにこだわった“S”の3シリーズがあった。今回の新製品は、“U”の符号が示す通り、新ラインアップだ。同社によれば、その意味は「YOU、UltraCompact、Ubiquitous、UltimateMobile、UserFriendly、Useful」。 「コンセプトは“ビジュアル ブックマーク”。気に入った被写体をブックマークするかのように撮影したり、自分の気に入ったアイテムや人物・風景を気軽に記録するためのツール。カメラというより、ペンやメモのようなステーショナリー感覚の商品」(同社)。 常に携帯して日常を画像でメモすることをコンセプトとしたサイバーショットUは、本体サイズが84.5(幅)×39.8(高さ)×28.6(奥行き)ミリ、重さが87グラム(本体のみ)と、非常に小型で軽量。タバコケースや携帯電話よりも小さいサイズだ。「DSC-P2と比べて、約半分の容積。この小さなボディサイズのために、超小型オートフォーカスレンズなど多くの新規開発デバイスを新たに開発。高密度実装技術によって小型ボディに収めることができた」(同社)。
タバコケースよりも小さいサイズ 小型サイズでも基本性能は押さえている。撮像素子には有効130万画素1/2.7型プログレッシブCCDを採用し、最大1280×960ピクセルの画像を記録可能。また、レンズは単焦点ながらオートフォーカス方式を採用。固定焦点方式に比べて、ピントの合ったシャープな画像が撮影できる。切り替えなしで10センチまでの接写が行えるオートマクロAF機能も装備した。液晶モニタは1型の反射型LCD(約6.5万画素)を搭載する。
サイバーショットUの背面。液晶モニタは1型の反射型LCD そのほか、最大15秒の動画記録(MPEG-1方式)や0.5秒間隔で連続5枚まで撮影可能な連写機能、選んだシーンに最適なカメラ設定を自動で行う「シーンセレクション機能」などを備える。 電源スイッチ機能付きレンズカバーを装備し、約1秒の高速起動を実現した。メモリースティックスロットを備え、8Mバイトのメディアが付属する。電源は単4形ニッケル水素充電池を使用。本体にUSB端子を装備し、PCとはUSBケーブルを介して接続する。
メモリースティックスロットを装備。電源は単4形ニッケル水素充電池を使用 ボディカラーは、シルキープラチナシルバー/メタルソニックブルー/メロウパールピンクの3色があるが、パール顔料を含んだコーティングを施して光沢が変化をつけたり、2層コーティングを行って女性のマニキュアのような濁りのない発色にするなど、こだわりの塗装を施しているのも特徴。ボディラインも、曲線を生かした手になじむデザインだ。 「サイバーショットUのデザインテーマは“脱・カメラデザイン”。携帯性の高い小さなボディを生かすために、従来の機械的なカメラらしいデザインをあえて避け、化粧品のコンパクトやライターのような、アイテムとして愛着の感じられるデザインを目指した」(同社)。
曲線を生かした手になじむボディで「愛着の感じられるデザインを目指した」(同社) 「1日の終わりにその日のブックマークを眺める、ブックマークで日記をつける、といったこれまでのデジカメとは違う価値の提案が、サイバーショットUで目指すもの。“ビジュアルブックマーク”という新しいライフスタイルに共鳴する多くの方に愛されると確信している」(パーソナルイメージングカンパニーの石塚茂樹プレジデント)。 主な仕様は以下の通り。
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