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2002年7月1日　08:01 PM 更新

メール感覚で気軽に情報発信を〜ツーカーの「ホームページ広場」

ツーカーは6月28日から携帯電話だけでWebサイトを作成・公開できる新サービス「ホームページ広場」を開始した。「メール感覚で情報発信」がコンセプトだ

　ツーカーが6月28日から提供を開始した「ホームページ広場」は、携帯電話だけでWebサイトを作成・公開できるサービス。携帯向けに操作を簡単にしてあるのが特徴で、「サービス開始と同時に200件のサイトが開設された」とツーカーセルラー東京のグループ企画統括部課長、淡海正雄氏は話す。「メールで画像を送れるというのは、もう目新しいことではない。1対1ではなく、もっと多くの人と情報共有できるようにと考えた」（同氏）

「ホームページ広場」で作成した携帯電話向けWebサイト。アクセスカウンターや画像をサイト内に入れられる

　無料で携帯電話向けのWebサイトを作成できるサービスは既に各種コンテンツプロバイダが提供している。通信キャリアであるツーカーがあえて参入したのは「キャリアが提供することで、安心して使ってもらえる。メールとWebはベーシックな機能としてキャリアが提供してもいいのではないかと考えた」（淡海氏）からだ。

　「ホームページ広場」では、利用規約で公序良俗に反するコンテンツの公開や、物の売買は禁止している。初心者ユーザーに不快な思いをさせない配慮をしたことと「開始したばかりということもあり、責任を持って管理できる範囲内でサービスを提供する」（淡海氏）ため。

　ホームページは、EZweb対応のツーカー端末ユーザーであれば、誰でも開設できる。「モノクロ表示の端末では一部表示できないものもあるが、テキストデータは表示される」（ツーカーセルラー東京グループ企画統括部、佐藤直樹氏）。「サイトには、URLの入った招待状を送る機能があり、それを使ってサイトの公開を知らせることができる」（佐藤氏）。また、パスワードの設定にも対応、閲覧者を限定したサイトも作成できる。

　提供されるWebページの容量は1Mバイト。約100ページを作成できる。残り容量の確認はできないが、「1Mバイトを超えた時点でサイトに容量オーバーである旨が通知される」（佐藤氏）という。サイト内に用意されるコンテンツは「プロフィール」「マイページ」「掲示板」「リンク集」「など。1ページに1枚画像を1枚入れることができ、携帯内蔵のカメラで撮影した画像も利用可能。ただし、サイトに公開された画像は著作権保護上の理由から「ダウンロードはできない仕組みにしている」（淡海氏）

　ホームページ広場専用のメールBOXや掲示板など、コミュニケーション手段も用意されている。「こうしたサービスでは、書き込む前に登録が必要。また悪用されないようにメールアドレスは表示されない。受信したくない相手はハンドル名で受信拒否設定が可能」（同氏）

　ホームページ広場を利用するにはユーザー登録が必要だが、「登録後2〜3分で登録処理が完了する。簡単なページならば思い立ってから20分ぐらいで公開できる」（佐藤氏）

　同サービスのニーズについて淡海氏は「PCでWebページを公開したいと考える層と同じぐらいなのではないか」と推測する。「PCユーザーの10人に1人は自分のWebサイトを持っていて、10人に3人は自分のサイトを開設したいと思っているという話を聞く。携帯電話でも同じぐらいの割合だろう」（淡海氏）

　今後はWebページ容量の拡張やページのカスタマイズなどを中心としたバージョンアップを行う予定としている。

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[後藤祥子, ITmedia]

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