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2002年7月8日 05:09 PM 更新
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ドコモ、テレビ電話可能なPHS「Lookwalk P751v」
FOMAのお株を奪うPHSが登場する。テレビ電話のほか、動画配信「M-stage visual」や、動画添付メールにも対応している。ドコモでは「3G端末の普及につながっていくもの」としている
NTTドコモは7月8日、テレビ電話や動画添付メール、動画配信サービス「M-stage visual」(用語)が利用できるPHS「Lookwalk P751v」を発表した。発売は7月17日から。価格はオープンプライス。
テレビ電話や動画配信など、FOMAが目指す機能を先取りした端末という位置づけ。「PHSではあるが、第3世代携帯電話の普及につながっていくもの」(ドコモ)。
松下通信工業製となるLookwalk P751vは、ヒンジ部に11万画素のCMOSカメラを内蔵し、64Kbpsの回線交換方式を用いてFOMAのビジュアル端末などとテレビ電話が可能。テレビ電話時の料金体系は、「PHSの通話時と同じ」「PHSのデータ通信料金と同じ。ただしFOMAとの間やISDNテレビ電話とのテレビ電話は料金が異なる」(ドコモ広報部)。また、カメラで撮影した動画や静止画を、メールに添付して送信できる。受信はP751vのほか、PCでも可能。「Windows Media Player 6.4以降などが必要」(ドコモ)。
撮影可能なのは、静止画が352×288ピクセルと176×144ピクセル。それぞれフォーマットはJPEG。動画は、176×144ピクセル。録画は最大400Kバイトだが、メールに添付できるのは200Kバイトまでとなっている。本体には合計800Kバイトまで保存できる。ファイルフォーマットはASFで、SuperFine、Fine、Normalの3モードが用意され、200Kバイトの動画を撮影した場合、録画時間はそれぞれ17秒、22秒、30秒となっている。
動画配信サービスM-stage visualにも対応。78チャンネル約3000番組のコンテンツにアクセスできる。M-stage visualの料金は月額200円。別途、1分15円の通信料が必要となる。電話機一体型のM-stage visual対応端末は、初めて。
Webブラウザも搭載しており、c-HTMLを採用したiモードの一般サイトなどの閲覧も可能となっている。
主な仕様は以下の通り。
| 機種 | PHSビジュアルホン「Lookwalk P751v」 |
| 液晶 | 2.2インチ・26万2144色TFT液晶 |
| 着信メロディ | 16和音 |
| 連続通話時間 | 約6時間 |
| テレビ電話連続通話時間 | 約2時間 |
| 連続待受時間 | 約300時間 |
| 重さ | 約150グラム |
| サイズ(幅×高さ×厚み) | 56×104×35ミリ(折りたたみ時) |
| カラー | シャンパンゴールド |
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[斎藤健二, ITmedia]
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