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2002年7月24日　08:24 PM 更新

Toon Boom、プラズミックと提携。ワイヤレス分野に2Dアニメーションを導入

　カナダToon Boom Technologiesはプラズミックと提携し、ワイヤレスの分野に2Dアニメーションを供給できるようにすると発表した。

「Plazmic Media Engine」は、ワイヤレス端末でインタラクティブな2Dグラフィックコンテンツを表示させることが可能な技術。Toon Boom Technologiesは、2Dアニメーション製作ソフト「Toon Boom Studio」を同技術に対応させることで、XMLベースのWeb標準　SVGを使用し、携帯電話端末上の2Dアニメーションが実現できるようになる。

　プラズミックのマネージングディレクター　依田信久氏は「ToonBoom Technologiesとの提携により、ユーザーは、モバイル機器向けにより創造力豊かなコンテンツを制作し、配信できるようになるだろう」と語った。

　なお、「Plazmic Media Engine」は、ダウンロード型JAVAアプリケーション。容量は10Kバイト以下。ネットワークを介して二次元リッチメディアコンテンツの再生が可能。コンテンツはSVGで記述する。また、JAVA対応の各環境で互換性があり、iモードサービスにもiアプリとして対応している。「Toon Boom Studio」で制作されたコンテンツは、「Plazmic Media Engine」に対応するよう、SVG形式でエクスポート出力できる。

　Toon Boom Technologiesの会長兼CEO、Jacques Bilodeau氏は「われわれの技術の利点は、完全ベクトルベースであり、高品質アニメーションを小さなサイズで作成すること。ワイヤレス機器をより面白くするため、Toon Boom Technologiesは魅力的な2D動画コンテンツ開発に大いに貢献したい」と語っている。

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