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2002年8月5日　07:19 PM 更新

iモードで商店街を活性化〜日本橋で実証実験

大規模な都市再生計画に押され、活性化の方向性を見出せない商店街をiモードで救おうというプロジェクトが立ち上がった。日本橋の一歩会商店街で実証実験が開始される

　存亡の危機にある都市型商店街を「モバイルで活性化する」プロジェクトを進める日本総合研究所と慶応義塾大学SFC研究所が、東京日本橋でiモードを使った実証実験に着手する。

　両研究所は2002年5月から「モバイルを活用した都心型商店街の活性化モデルの構築」をテーマに共同プロジェクトを進めており、研究活動の一環として日本橋の一歩会商店街を舞台に実験を行うという。

　一歩会商店街は、街として高いポテンシャルを持ちながらそれを十分に活かしきれていない「都心型商店街」の典型ということで実験エリアに選ばれた。伝統のある老舗店舗が多く、商業者とビジネスマンらによる日本橋活性化フォーラムが始動していることから実証実験の素地があったことも理由として挙げられている。

　実験は、日本橋の一歩会商店街の近隣で働くビジネスマンやOL約300人を対象に、商店街の情報をiモードメールで配信。老舗商店の商品紹介や割引クーポン、老舗商店からの「新商品試食」お誘いメールを送ることで、商店街に足を運んでもらおうという試みだ。

　実験期間は2002年10月1日から12月31日（予定）まで。モニターの募集はタウン誌「月間日本橋」「中央区fan」に告知され、Webページからの応募も可能。

• 配信されるメールのイメージ

日本古来の「健康生活」や商品を利用した「ダイエット」支援メール

老舗商店のこだわりの一品、商品の由来マメ知識

会社帰りの「最初の一杯」割り引きクーポン

モニターだけの特別セット商品情報

一工夫のある食材調理法

老舗商店からの「新商品試食お誘いメール

日本橋商店街イベント情報

関連リンク
てくりん日本橋

[後藤祥子, ITmedia]

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