貼り付けるケータイ用マクロレンズ、その実力は ケータイのカメラやデジカメに貼り付けるだけでマクロ撮影が可能になるシールレンズ。果たしてその使い心地は!?
8月7日に掲載したところ、8日付けのモバイル記事アクセストップ10の3位にランクイン、注目を集めたケータイ向けシールレンズ「ぴた@レンズ」。その使い勝手を試してみた。
製品はプラスチック製のレンズの下に、円形のシールが取り付けられている。携帯電話のカメラに貼り付けると、若干出っ張った形で取り付けられる。
シールレンズを「J-SH51」に貼り付けたところ。レンズの上に載るような形になり、使い込んでいってシールの粘着力がなくなると落ちてしまう。
F251iは、カメラのレンズとシールレンズの大きさがほぼ一緒なうえ、レンズが奥に引っ込んでいるのではまりこむような形になる
シールレンズを貼ったケータイでシールレンズを撮影 マクロが威力を発揮するのは、名刺や時刻表など細かい文字をメモ代わりに撮影するシーン。31万画素相当のレンズを搭載したJ-SH51で雑誌記事の文字を撮影してみると、レンズなしではほとんど読み取れない文字が、クッキリと撮影された。
左がシールレンズなし、右が貼った場合。その差は歴然
VGAサイズで試す。左がシールレンズなし、右が貼った場合 製品の説明書では、「買い入れ査定時の撮影」「肉の霜降り具合を撮影し、遠隔地での仕入れに利用」「口紅やアイシャドーなどの色サンプル画像を拡大して撮影」など、さまざまな使用例が紹介されている。 霜降り肉はともかく、商品のキズまできちんと撮影できるかどうか、10年もののゴム製のカエルを被写体にして試した。内蔵カメラの性能による差を見るため、31万画素のJ-SH51と、11万画素のF251iを使っている。 どちらもシールレンズなしではほとんど写らなかったゴムのひび割れが、シールレンズを貼るときちんと写る。やはり31万画素のJ-SH51のほうがひび割れの詳細まではっきり見える。
左の2枚がJ-SH51、右の2枚がF251i。31万画素のJ-SH51では、首や手にあるしわ(ひび割れ)もクッキリ写る
必要な時だけカメラをマクロ対応にできる気軽さは魅力だが、当然のことながら、マクロ撮影をしない時は、シールレンズを外さなければならない。そのままだと通常撮影では画像がぼやけてしまうのだ。そのため、何度も付けたり外したりすることになる。
レンズを付けたまま通常撮影(右)。画像はぼやけてしまう 開発元のパッケージングテクノロジーによれば、1個のレンズで2〜3回は付け外しができるといい、価格も380円と使い捨て感覚で使える設定だ。 「ぴた@レンズ」は、できるだけ紛失しにくいように、使い終わった後はシールのシート部分にレンズをはめ込んで戻すようになっているが、かばんの中からいちいちレンズを取り出して使うというのはやはり面倒だ(編集部では、使わない時はメガネに貼っておけばいい……という意見もあったが現実的ではない)。今後は「ストラップに取り付けられるような形での提供を考えている」そうだ。
販売時のシート。使い終わったらはめ込んで戻しておく
パッケージングテクノロジーでは「ぴた@レンズ」について、今後さまざまなシリーズ展開を行うと話す。20倍、30倍といった高倍率のレンズや魚眼レンズ、カラーレンズなどだ。「カメラのオプションレンズの機能をケータイに付けるという方向性で開発を進めていく」(パッケージングテクノロジー)。 マクロ機能はどちらかといえばビジネス向けだが、魚眼レンズや望遠レンズは一般ユーザーでもかなり楽しめそうだ。
「ぴた@レンズ」を抽選で10名様にプレゼントします。応募は以下の事項をご記入の上、編集部までお申込みください。8月13日(火)まで受け付けます。発送は9月上旬の予定。当選者の発表は製品の発送をもってかえさせていただきます。
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