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2002年8月22日　08:08 PM 更新

Mobile for KIDS
第1回 おもちゃがすごいことになっている！（1/2）

おもちゃの世界にも子供向けの携帯電話やPC、PDAなどのハイテクグッズが登場し始めている。これらの製品には子供を飽きさせない機能が搭載され、安全面への配慮、操作面での工夫がなされるなどユニークな仕上がりのものが多い。今、どのようなハイテクおもちゃが存在し、人気を博しているのだろう？

　今年5月に東京ビックサイトで開催された「2002東京おもちゃショー」。すっかり定着したロボットものを始め、おもちゃの王道ともいえる人気キャラクターを使ったゲーム、本格的なフィギュアなどに勢いがあったようだ。

　筆者がおもちゃショーに行ったのは、昔懐かしい人形や最新のゲーム機を見てくるためではない。以前から気になっていたモバイル関連製品のチェックのためだ。子供向けのパソコン（以下、ジュニアパソコン）を中心としたハイテクおもちゃたち……これらは単に大人向けの機能をなぞっただけではなく、子供心をくすぐる仕掛けがそこかしこにちりばめられている。赤外線通信できるおもちゃもあり（子供が本当に使うのか？）、子供向けだからといってその性能に妥協はない。おもちゃショーではその最先端を行くハイテクおもちゃが見られるのだ。

ハローキティやピングーなど、人気キャラクターを使ったジュニアPC。ノート型が主流だが、子供にとってはマウスも必須アイテムらしい（バンダイ）

テレビ東京系で放映中「わがままフェアリー☆ミルモでポン」のキャラクターを使った「ミモモパソコン」（トミー）。キーボードとモニタ間はワイヤレスになっている。なんと、操作によっては耳を振って踊るという

こちらは赤外線でメール送受信ができる「ハムメッセンジャーシリーズ」（バンダイ）。携帯電話、PDA、ノートPCタイプの3種類があり、それぞれの間でメールのやりとりが可能

ICカードにメッセージや着メロを記憶して、友達との間で交換して楽しむ「ミメルシリーズ」（トミー）

ドコモのポケットボードを思わせる電子メール端末「LETTA」（トミー）。モデム搭載でアナログ電話回線につないで使うメール専用機だ。もちろん使って楽しいおもちゃなりの機能が含まれている

　とにかく展示されている「ハイテクおもちゃ」の多さには驚かされた。商品として存在することは知っていたが、筆者の身近にハイテクおもちゃで遊んでいる子供は皆無。正直、これほどの製品がラインアップされているとは思わなかったのだ。いったい、「どこで」「だれが」ハイテクおもちゃを買っているのだろう？ その真相をつかむべく、まず町の状況を調べてみることにした。ちょうど夏休みということもあって、普段よりおもちゃを買いに来る子供たちが多いのではないかと考えたのだ。

[鈴木晴代 & 江戸川, ITmedia]

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