Mobile:NEWS 2002年8月27日 05:46 PM 更新

128Kbps AirH"、CF型データ通信カードを試す(1/2)

AirH"の128Kbpsつなぎ放題に対応した本多エレクトロン製のCFカード型端末「AH-H401C」。可搬性に優れ、PCとPDAで利用できるなど応用範囲が広いこの製品の性能をチェックした

 これまでPCカード型のみが発売されていた128KbpsのAirH"に、CFカード型が登場する。

小は大を「超える」、CF型128Kbps端末

 AH-H401Cは、PCカード型にはないいくつかの特徴を備えている。1つはフレックスチェンジやPIAFSにも対応するなど、多機能な点だ。

 AH-G10では、思ったほど128Kbpsパケットを利用しなかった場合には32Kbpsパケットに移行するしか選択肢がなかったが、本製品ではフレックスチェンジにもデータパックにも移行できる。それだけ運用上の自由度が増したわけだ。

 またCFカード型になったことでPCとPDAの両方で使えるようになったのも大い。「PDAでも利用したいから、CFカード対応端末が出ている32Kbpsパケットで我慢していた」という人も多いのではないだろうか。本製品の登場でこのような利用制限から開放されることになる。


付属のユーティリティでは電波受信状態の確認、発番号通知のオン/オフなどが可能で、Pocket PC2002対応版もある。Pocket PC2002版はインストーラはなく実行ファイルを1つコピーする。スタートメニューへの登録も手動

消費電力とスロットからの出っ張りは

 CF型のAH-H401Cは3.3V駆動なので、AH-G10の5Vと比較して、つい省電力化を期待してしまう。だが、カタログスペックの平均消費電力はAH-G10と同じ200mA(5V動作時)で特に省電力化はなされていない。

 筆者のLOOX T/80Wをつなぎっ放しで5分おきにメールチェックさせてみたところ(標準バッテリー、バックライト自動OFFなし、明るさ4/8)、本製品で108分、AH-G10で103分でバッテリー残量が5%になり自動シャットダウンした。確かにAH-G10とほとんど消費電力は変わらないようだ。


右はPCカードアダプタを取り付けたAH-H401CとAH-G10。大きさはほとんど変わらない。P-in memory(右)と比較するとわずかにAH-H410Cの方が奥行きがある


ノートPCとPocket PCのカードスロットに装着したところ。AH-G10とさほど変わらないが、出っ張る部分の横幅が狭いため目立つ


エクステンション部の厚みはAH-H401Cのほうが薄い。PCカードアダプタとセットで持ち歩いても携帯性は向上している

 AH-G10もそうだが作りがしっかりしている点は好感が持てる。カードスロットに差しっ放しにしても、エクステンション部が折れ曲がることはなさそうだ。iPAQ Pocket PCに差しっぱなしにしておいたRH2000が折れ曲がって使えなくなった経験がある筆者には、この頑丈さは魅力だ。

[坪山博貴, ITmedia]

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