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2002年8月29日　03:14 PM 更新

ドコモ、「ワン切り」発信に課金へ

ワン切りキラーになるか。ドコモがワン切り発信業者に課金できるシステムを今秋導入する

　NTTドコモは8月29日、携帯電話を1度だけ鳴らす「ワン切り」対策として、発信業者に通話料を発生させるシステムを10月末に導入すると発表した。一定時間無音の着信音も提供するなど、ユーザーからの苦情が相次いでいるワン切りへの対策を強化する。

　NTTドコモは、ユーザーがワン切り業者の電話番号を登録し着信を拒否できるように交換機のシステムを改良。登録番号から発信された場合、交換機で呼び出し音が切れる前に強制的に受信し、「この電話はお受け付けできません」というガイダンスを流して通話を終了する。

　固定電話から携帯電話への通話は、電話が通じた段階で10円が課金されるため、ワン切り業者は1件当たり10円が課金されることになる。これまで携帯に無料で電話番号を残してきた業者に課金できる仕組みを導入することで、ワン切り業者の大量発信に対抗する。

　また先頭に2−3秒の無音部分を含む着信音の配信を9月から始める。iモード対応機種（501iシリーズとNM502iを除く）で利用できる。さらに、着信音が徐々に大きくなる「ステップトーン機種」の周知を図る。また今秋以降発売の機種に、着信履歴に呼び出し時間も表示する機能を順次搭載。ワン切り着信の識別ができるようにする。

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