ビジネスiアプリ入門(6)
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項目 | 数 |
各ユーザの名前と状態 | ユーザの数 |
ユーザ間メッセージ | ユーザが未受信のメッセージ数 |
サーバに必要なデータ構造
データベースの位置付けを図にすると下図のようになります。iアプリからServletに接続し、Servletからこのデータ構造を持つデータベースへ接続する形となります。
システム構造とデータベースの関係
データベースへのアクセスクラスの設計
データ構造を把握したら、そのデータがどのような形でアクセスされるかを検討します。ユーザごとのデータやメッセージデータの書き込み/読み出しパターンを考えると、Servlet側からのアクセスは5つのパターンがあることが分かります。
システム構造とデータベースの関係
この5種類のアクセスメソッドを持つ、データベースアクセスクラス(DatabaseAccess)を順に設計していきます。
ユーザ登録は初回起動時に名前を登録します。既に登録されている場合、登録に失敗したことが分かるようにします。
public boolean registUser(String name) | |
パラメータ | String name : 登録するユーザの名前 |
戻り値 | boolean : 登録成功でtrue |
ユーザからユーザへのメッセージを登録します。送るユーザと受け取るユーザを名前で指定します。
public void registMessage(String fromName, String toname, String message) | |
パラメータ | String fromName : 送るユーザの名前 |
String toname : 受け取るユーザの名前 | |
戻り値 | なし |
iアプリ側で表示するために、全ユーザの名前と状態を取得します。自分も含めて取得するためパラメータは必要ありません。1次元配列2個で各ユーザーの名前と状態を格納したものを返します。ユーザがいなければ長さ0の配列を返します。
public String[][] getUserState() | |
パラメータ | なし |
戻り値 | String[][] : 要素にユーザの名前(要素0)と状態(要素1)を持つ配列を、ユーザの数だけ持つ配列を返す |
iアプリ側に表示するために、あるユーザに届いたメッセージをすべて取得します。1次元配列2個で送り主の名前とメッセージを格納したものを、メッセージごとに配列として格納したものを返します。メッセージがなければ長さ0の配列を返します。また一度取得したメッセージは削除されるため、このメソッドを通じて特定のメッセージを2度以上受け取ることはないとします。
public String[][] getUserMessage(String name) | |
パラメータ | String name : 受け取るユーザの名前 |
戻り値 | String[][] : 要素に送り主ユーザの名前(要素0)とメッセージ(要素1)を持つ配列を、メッセージの数だけ持つ配列を返す |
[福野泰介, ITmedia]
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