Mobile&Movie 第31回
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作品名 | リターナー(Returner) |
監督 | 山崎貴 |
制作年・製作国 | 2002年・日本 |
アクション、ファンタジー、サイエンスフィクション、ヒューマンドラマを盛り込んだ、日本映画久々の超大作「リターナー」。過去・現在・未来が交錯するストーリーには、撮影後にCGを合成するVFX(Visual Effects)を駆使した迫力の映像が展開されます。
ミヤモトは、裏社会でブラック・マネーを強奪し、依頼者に戻すリターナー。ある夜、子供の人身売買を阻止しようと、港に乗り込みます。その取引に一枚かんでいたのは、少年時代に親友を殺した宿敵のミゾグチでした。復讐を誓うミヤモトは、我を忘れてミゾグチを追いかけます。そこに突然現われたのが、ミリという少女。ミリに気を取られているうちに、ミゾグチに逃げられてしまったミヤモトは、情報屋の謝に携帯電話で連絡を入れます。
「誰を見つけたって?」
年老いていながらも謝はパソコンとメカの達人で、必要とあらば、ハッキングもお手のもの。ミヤモトは、一刻も早くミゾグチの居場所を謝に突き止めてもらい、親友の仇打ちをすることしか頭にありません。
「ミゾグチだよ! とにかくそっちに向かうから調べとけよ!」
ミヤモトは、怪我をしたミリをコンテナにつまれた子供の1人だと思い、車に乗せて帰ります。しかし、ミリは2084年から重大な任務を果たすためにやって来たと言います。
「時間がないんだ」
2002年10月22日に戦争が勃発し、2084年の地球は壊滅的な状態だと言うミリの言葉を、まるで信じられないミヤモト。
「お前、いったい何者なんだ!?」
協力を拒むミヤモトを、未来の武器を使ってむりやり従わせたミリ。戦争の原因となった宇宙船が降り立ったとされる指宿山に、急いで向かいます。しかし、宇宙船はすでに宇宙開発研究所に移送されたあとでした。謝の情報を頼りに、宇宙開発研究所に潜入するミリとミヤモト。宇宙船と未来の人類の敵ダグラを発見した2人の前に立ちはだかるのは、なんとミゾグチだったのです。
探していたミゾグチとの再会に血が騒ぐミヤモト。そして、ミリは敵であるダグラを、ミゾグチの魔の手から本能的に助けてしまいます。ダグラで金儲けを企むミゾグチは、2人を執拗に追い詰めます。
ミゾグチと銃を持ったその仲間たちに取り囲まれ、逃げ場を失ったミヤモト。ふいに、携帯電話を袖口から取り出します。
「今さら、どこにかけんだよ!」
バカにしたように言い放つミゾグチ。
「騎兵隊だ!」
叫んだ瞬間、形勢は逆転してしまいます。戦争勃発の日を迎えた時、未来の敵ダグラとミリはどうなるのか? 「リターナー(戻るべきもの)」の本当の意味が込められたクライマックスを迎えます。
ミヤモトの最大のピンチを救ったのは、衝撃に強いカシオのタフネス携帯でした。絶対絶命の場面で活躍したこの携帯、スクリーンで絵になるハードモデルとして、再び人気が高まりそうです。
また、この映画にはミリが身に付けていた腕時計型のソニックムーバというメカが登場します。時間を自由に操れるこのソニックムーバが、2084年には開発されていたのだとしたら、82年後にはタイムトラベルも可能ということ。2084年というそう遠くない未来、人類が創り出すテクノロジーは実際どこまで進化しているのでしょう?
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