旺文社子会社、PDA利用の子ども向け学習システムの開発開始旺文社子会社の旺文社デジタルインスティテュートは10月25日、PDAを活用した子ども向けモバイル学習システムの研究開発を10月末から始めると発表した。 経済産業省の「IT教育改善モデル開発・普及事業」の一環として提案したテーマ「携帯情報端末を活用したモバイル学習環境の実現」が採択されたのを受けて取り組む。 既存のPDAベースシステムはビジネスユースを想定しており、児童生徒向け教育現場で活用する研究は進んでいないのが現状。このため、日常の授業などで利用できるPDAシステムを現場教員らと共同で開発する。 計画しているのは、(1)児童生徒がPDAで個々に入力した解答結果をリアルタイムに集計してレーダーチャート化して表示、教員がクラス全体の達成度を授業を行いながら把握できるシステム、(2)総合学習などの野外調査で得たデータをPDAで入力、集計するシステム、(3)社会教育施設で観察結果などを入力すると、新聞形式で出力する見学支援システム──の3つ。 研究は静岡大学の堀田龍也助教授と小学校教員、海の中道海洋生態科学館(福岡市)などと共同で行う。アルプスシステムインテグレーションがシステム開発に協力する。初期開発期間は2003年3月までの6カ月間を予定している。 関連リンク 旺文社デジタルインスティテュート 「携帯情報端末を活用したモバイル学習環境の実現」 経済産業省「IT教育改善モデル開発・普及事業(Eスクエア・アドバンス)」 [ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
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