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2002年10月25日　01:35 PM 更新

目の不自由な人のための“Pocket PC”

米Freedom ScientificがMicrosoftと共に、Pocket PCと同等の機能を実現した視覚障害者向けデバイスの販売開始を発表

　視覚障害者向けのコンピュータ関連製品の開発にあたっている米Freedom Scientificは10月24日、Microsoftと共に、目の不自由な人のための可搬型コンピュータ「PAC Mate」の発売を発表した。

　8ドット点字版キーボード採用の「BNS」とQWERTYスタイルキーボード採用の「TNS」の2つのタイプがある。縦横のサイズと重量は前者が約25×15センチ／700グラム弱、後者が約30×15センチ／900グラム強（重量はいずれもバッテリ込み）。

　Windows CEプラットフォームをベースにPocket PCアプリケーションをタイトに統合、通常のPocket PCと同等の機能を実現したとしている。発表によると、サードパーティのアプリケーションの多くにも対応する。Windows CE上で動作する「JAWS」スクリーンリーダを使い、オブジェクトやテキストを音声に変換して読み上げる。

　価格は2595ドル。モデムはオプションで119ドル。GPSオプションは来年初頭に発売の予定。

関連リンク
Microsoftのプレスリリース
Freedon Scientificのプレスリリース

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