Mobile:KEYWORD 2002年11月5日 09:51 PM 更新

モバイル放送【もばいるほうそう】

放送の分野でも、モバイル化は進んでいる。屋外、電車や自動車の中でも動画を楽しめることを目的に、東芝などが押し進めているのが「モバイル放送」だ

 モバイル放送は、Sバンドと呼ばれる2.6GHz帯の電波を使った、自動車などの高速な移動体に向けた放送のこと。東芝など61社(2002年9月現在)が出資するモバイル放送株式会社によって、2003年11月からの試験サービス、および2004年春からの事業化が計画されている。

 モバイル放送では、現在パラボラアンテナで受信している衛星放送の、約10倍という出力で電波が届くため、無指向性の小型アンテナでの受信が可能になる。また、全国同一放送なので、地域を移動した場合でもチャンネルの切り替えが不要となる。

 予定されているサービスは、ジャンル別の音楽専用番組と音声番組が約60チャンネル、ニュースやスポーツ、エンターテイメント番組などの映像番組約10チャンネルの合計約70チャンネル。これらの配信には、7.2Mbpsという高速なデータ伝送が利用される。

 モバイル放送は赤道上空3万6000キロメートルにある衛星からの電波を利用するため、ビル影や山間部、トンネルなどで受信できない怖れがある。そこで、地上のビルの屋上などで受信した電波を再送信するギャップフィラーという仕組みが用意されている。

 ギャップフィラーでは、衛星からの12GHz帯の電波をパラボラアンテナで受信し、2.6GHzに周波数変換して専用アンテナで再送信を行う。つまり衛星からは、常時2種類の電波が出ていることになる。


ギャップフィラー(図版:http://www.soumu.go.jp/joho_tsusin/ pressrelease/japanese/image/housou/990721j70101.gifより)

 なお現在進められている、地上波のデジタル化、いわゆる地上波デジタル放送とは無関係である。



関連リンク
▼ モバイル放送株式会社
▼ 東芝 モバイル放送

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▼ 東芝、2004年開始の「モバイル放送」をデモ展示
「CEATEC JAPAN 2001」会場で、東芝ブースでは2.6GHz帯を使用した「モバイル衛星デジタル放送サービス」がデモ展示されている。運営企業にはトヨタ自動車や富士通など42社が出資する、期待のサービスだ。

[江戸川, ITmedia]

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