ビジネスマンニーズに応える携帯〜「F212i」世の中、カメラ付きの折りたたみ型が主流であっても、シンプルなストレート型を求める層は確実に存在する。F212iはそんなビジネスマンをターゲットとし、息長く売れる端末となっている
NTTドコモが発表した「F212i」は少々特殊な位置づけの端末だ。この冬のドコモの新機種ラインアップを見ると、ほぼすべてが折りたたみ+カメラ付き。そんな中、F212iはストレート型のニーズが多いビジネスマンを狙った。
富士通のパーソナル販売推進統括部モバイルフォン販売推進部の大橋慎太郎担当部長は、F212iがビジネスに最適な端末であることを強調する。 「携帯電話ユーザーの約10%がストレート型を選択する。うち40%はビジネスマンだ」 そして、それらの人々のニーズは、(1)薄型軽量であること (2)機能がシンプルであることだと話す。F212iは「iモードで最薄のストレート端末」(大橋氏)であるだけでなく、機能をシンプルかつビジネスマンニーズに合ったものとした。 ポイントとなる機能は6つ。
ストレート型に堅実なニーズがあることは確かだが、そういった人たちは機能強化も求めておらず、自然と買い換えサイクルも長くなる。F212iも「息長く売っていく。(らくらくフォンで知られる)『F671i』に近いような売れ行きになるだろう」という。
手帳代わりに簡単にスケジュールを記載できる……これはビジネスマンならずとも魅力的な機能だ。F212iでは待受画面から時刻を入力してメニューから「スケジュールに登録」を選ぶだけで予定を登録できる。 「電話をかける感覚で登録できる。例えば『1530』と打って登録を選べば、15時30分に予定が追加される」と、富士通のパーソナルビジネス本部パーソナル販売推進統括部モバイルフォン販売推進部企画担当の田中栄一氏。 こうやって登録した予定は、待受画面から「カレンダー」ボタンを押すだけで閲覧できる。カレンダーには予定がアイコン表示され、視認性も高い。
詳細な休日設定が可能なのもポイント。祝日はあらかじめ休日になっているほか、曜日を一括して休日に変更することも可能だ ちなみに、予定の登録は当日の予定となるが、入力時刻が現在時刻よりも前だと翌日の予定となる。また数字が4ケタならば予定の登録だが、数字が60以下だと富士通端末ユーザーお馴染みのカウントダウンタイマーが利用できる。芸が細かい。 この“電話をかける感覚で”というのは、操作性向上のための優れたコンセプトだ。F212iでは、メールやWebのアクセスも電話をかける感覚で行える。数字ボタンを押してから「iボタン」を押せば、設定したサイトにアクセスできるし、「メールボタン」を押せば設定したアドレスへのメール作成画面が立ち上がる。また、ボタンの長押しで各種機能を呼び出せる。
約4万語の英和辞書を備えているのもビジネスマンにはうれしい。検索した単語や意味はコピーしてメールなどに貼り付けることもできる。 また「遠隔ダイヤルロック」「通話料金通知」機能は、212iシリーズの共通機能。11月6日に発表されたソニー製端末「SO212i」にも同じ機能が搭載されている。
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