カシオ製「ムービーメール」対応の「A5302CA」登場カシオのムービーケータイは、31万画素カメラにライトも搭載。12.8Mバイトの大容量メモリに、最大800本の動画が記録できる。3D描画エンジンを搭載し、撮影した顔を動く3Dキャラクターとして登録することもできる
KDDIは11月18日、動画を撮影しメールで送ることのできる「ムービーメール」対応の新機種として、「A5302CA」を発表した。12月上旬から発売する。 カシオ計算機製となるA5302CAは、折りたたみ型のカメラ付き携帯電話。第3世代携帯電話サービスである「CDMA2000 1x」に対応している。薄型で、SDカードなどのメモリカードスロットは搭載していないが、12.8Mバイトの大容量メモリを内蔵し、本体内に最大800本の動画を保存できる。 カメラには、東芝製の31万画素センサ「Dynastron」を採用した。DynastronはCMOSセンサの一種だが、発色と感度の良さを特徴としている。また、約7センチまで寄ったマクロ撮影が可能な接写切り替えスイッチ、高輝度LEDを使った撮影ライトも搭載した。ボタン1つで、9枚の画像を連続撮影できる機能も備えている。 メインディスプレイにはセイコーエプソン製の「CrystalFine液晶」を搭載。2.1型でソフト処理によりJPEG画像では1568万色相当の表示を行う。輝度は「A3012CA」で約2倍となった。また、背面液晶にはカメラのファインダーとしても使える1.1型のSTN液晶を使い、こちらもソフト処理により5万8000色相当の表示を実現した。 撮影できる動画の仕様は、「A5301T」と変わりないが(10月4日の記事参照)、撮影中もデジタルズームが可能。15段階とスムーズで、4倍ズームまで行える。ライトを点けての撮影も行えるほか、背面には動画撮影時用のマイクも搭載した。 KDDI端末の中でハイエンドの位置づけにあるA5000シリーズは、動画撮影のほか、eznavigation(GPS)、ezplus(Java)も利用できる。A5302CAでは、添付ファイル件数が5件に、絵文字も497文字に増えたEメールの新機能にも対応している。 さらに、MP3を使ったボーカル入りのリアルな曲をダウンロードして着信音などとして利用できる新サービス「着うた」にも対応している。 また、日本語入力機能には「ATOK for au」を搭載。これまでとインタフェースを変え、画面下半分に予測候補を列挙し、高速な入力を可能としている。
A5302CAは、EZwebの新サービス「フォトきゃら工房」にも対応している。カメラで撮影した顔写真を使って動く3Dキャラクターが作成できるサービスで、対応機種にメールで送ったり、アドレス帳、スクリーンセーバー、待受画面に設定することができる。 現在のところ、対応するのは3D描画エンジンを搭載するA5302CAのみだが、NTTドコモ端末にはアニメーションGIF画像として送信が可能。また、ezplus(Java)を使うことでカシオ製の「A3012CA」でも利用できる。11月30日から無料のお試しサービスを開始し、12月5日から月額300円の有料サービスを提供する予定。コンテンツの提供元は、カシオとジグノシステムジャパンとなる。 A5302CAの主な仕様は以下の通り。
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