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2002年11月26日　05:18 PM 更新

NTT-X、「M-stage」を活用したモバイルラーニング実証実験を開始

　NTT-Xは、通信対応PDAとNTTドコモの「M-stage」を利用し、外出先等でも学習可能なモバイルラーニングサービスの実証実験を本日より開始した。実施期間は2003年2月25日まで。

　今回の実証実験は、通信対応PDAの双方向性を活かし、リアルタイムのテスト出題および採点や学習進捗管理など、本格的なモバイルラーニングの商用化に向けた検討を行うもの。M-stageを利用し、「モバイルラーニング普及の可能性」「コンテンツの構成・内容と学習効果の関係」「PDA操作と学習意欲、利便性の関係」「商用化時の料金体系」などが検証される。端末には「Pocket PC 2002」を、通信回線にNTTドコモのPHS網を採用、「P-in m@ster」にてアクセスを行う。

　同社では、パソコンによるEラーニングと連動可能な、「通信対応PDAによるモバイルラーニング」の可能性に着目し、国際標準規格QTI準拠のテスティングソフトウェア「Perception」のPDA対応化を実現。同ソフトを用いて、インターネット上に、パソコンのみならずPDAからも利用可能なEテスティング（復習テスト教材配信・採点）サイトを構築し、学習進捗管理や実証実験に関するアンケートを行う。

　また、モニターとして製薬会社およびIT関連企業から約150名参加し、MR認定試験対策やITベンダー認定試験対策について、業界で定評のあるドリル教材が提供される。

　モバイルラーニング実証実験の企画、実施、評価、コンテンツプロバイダ、参加企業の調整およびM-stageと本サイトのシステム連携を同社が担当した。本実証実験結果に基づき、NTTドコモがM-stageにおけるモバイルラーニング展開を図る予定。

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