ドコモ四国社長が語る〜「iアプリは競争の最大の武器」ドコモ四国が全国に向けてiアプリを募集するコンテストを行った。iアプリの秀作が多数集まったコンテストの意義について、ドコモ四国社長の中澤正良氏に語ってもらった
携帯電話はモバイルの重要なキーとなるデバイスです。しかし厳しい競争の中で、将来ともメインの位置を維持できるかどうか。このままでいくとなかなか難しい。 ドコモとしてはiモードが最強の商品ですから、これを最大限にブラッシュアップすることで他メディアとの競争に十分対応できるだろう。 もう1つ、音声からマルチメディアへのシフトは、考えてみるとわれわれの収入がえらく減ってしまうという、そんな感じがあります。携帯電話をもっともっと使ってもらうことを考えると、さらに便利に使ってもらえるようにすることが必要です。 その点iアプリですと、入力が非常に容易になるというメリットがあります。カーソル式、選択式ができますから、親指のリテラシーがそんなに高くない人でも簡単に入力ができる。 また「パケットセイバー」のように、ドコモに支払う額が少なくなる、ということは逆に「それならば使ってみようか」という方が増えることにもつながる。そんな方々にできるだけドコモのお客様になっていただく。 このようなことを目的として、もうちょっと感度の高いもの、あるいはもっとお客様に価値あるiアプリを作りたい。iアプリを広めていくことが結果的に携帯電話の価値を高めることになる。 ただしドコモ四国の力だけではなかなか対応できませんので、日本中、世界中の方に知恵をご提供いただきたい。そういう形でiモードの文化をもっと広めたい。それが今回の企画の主旨です。
たぶんiアプリがもっと進化していくと、パーソナルユースでも楽しさを味わってもらえるでしょうし、ビジネスユースでもパソコンとそんなに遜色ないものができるんでしょうね。四国の中でも多くのビジネスマンの方が、どうしてパソコンとiアプリが連動しないの、iアプリのほうから入力したらなんでパソコンの中身が変更されないの。それが連動できたら、もうパソコンなんか持っていかないよ、そう言う方はたくさんいるんですよ。 そうしたiアプリが今回の審査の中でも該当するモノがあったので、興味深く、力強く思いました。 ドコモ四国では、1999年2月にiモードサービスを開始して、それから半年間は普及率トップを走っていました。iモードがこれから先のキーデバイスになるだろうと思っていたので、かなり販売促進してきた結果です。そのiモードに続くのがiアプリです。 またFOMAの高速性能はこれから先のモバイルの戦略的な商品、最大の強い商品になる可能性があります。現在、サービスエリアが狭いということと、端末機が重くて高くて電池の時間が短いということがありまして、普及には苦労していますが、これは時間の問題です。 具体的にどのような使い方をされるかというと、映像系というものもありますが、iアプリでもFOMAに合った素晴らしいアプリケーションが出てきますと多くの方々にお使いいただけるようになると思います。そういった状況を早く作っていきたい。 FOMAについては、産みの苦しみを味わっている、そうした段階です。
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