2002年の世界PDA市場、法人需要伸びずマイナス成長Gartner Dataquestの調査速報では、世界PDA出荷台数は前年比で9.1減に終わった。Palm、HP、Handspringがシェアを落とし、ソニー、東芝の日本勢が躍進
市場調査会社の米Gartner Dataquestが1月27日発表した調査速報値によると、2002年の世界PDA出荷台数は約1210万台で前年比9.1%減のマイナス成長となった。同社では、2002年はPDAにとって「難しい年だった」とし、市場低迷の背景として、法人のPDA導入が遅れていることを指摘している。 PDAメーカー各社は新たな収入源として法人市場に狙いを定めているが、Gartner DataquestによるとPDAの約7割はまだコンシューマーが購入しており、法人需要は3割にとどまっている。同社アナリストは、「景気の低迷と、PDAに投資してもまだ十分な投資効果が得られないという認識から、法人市場のPDA普及は滞っている」と指摘。 世界PDA出荷台数シェアで、首位のPalmは2001年の38.1%から2002年の36.8%へとシェアを若干落とした。2位のHewlett-Packard(HP)も16.9%から13.5%へ、4位のHandspringは10.3%から5.8%へシェアダウン。一方、3位のソニーは前年の3.8%から11%へ、5位の東芝も0.1%から3.7%へとシェアを大きく伸ばしている。 米国市場も同じようなシェアの変動が見られる。また米国では、ソニーがシェア14.7%で2位につけ、HPは同11.3%で3位に転落した。
資料:Gartner Dataquest (January 2003)
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