Mobile:NEWS 2003年2月4日 09:44 PM 更新

KDDI2002年第3四半期〜3GのARPUは9240円

KDDIは3Gの急速な普及に成功しつつある。さらに既に500万契約を突破した3G──CDMA2000 1xのARPUは9240円と高い水準にある。今後、EV-DOの導入に前後して、BREWの導入、GPS機能の高度化、プロセッサの高速化を行っていく

 KDDIは2月4日、2002年度第3四半期の決算を発表した。第3四半期の収支改善により通期利益予想を上方修正している。

 第3四半期のARPU(ユーザー1人当たりの月間利用料金、用語)は7640円。うち、データ通信は1200円を占める。

 2001年度第3四半期の8060円と比較すると低下したが、今年度の第1-第3四半期の変化率では+1%と増加した。データARPUは、上昇傾向にある。また、第3世代携帯電話「CDMA2000 1x」は既に500万契約を突破したが(1月17日の記事参照)、未だにARPUは9240円と高い水準にある。


ARPUの推移。KDDI資料より

 CDMA2000 1xユーザーのうち、44%は新規のユーザー。またcdmaOneからCDMA2000 1xに機種変更した2万ユーザーを対象にARPUの推移を調べたところ、当初に比べ8%アップしていることが分かった。

 KDDIは2003年3月末でPDCサービスを停止する予定(2002年6月の記事参照)。その時点で、約1400万契約のうち5割をCDMA2000 1xが占める計画だ。

 CDMA2000 1xは来期にかけて機能のステップアップを図っていく。2003年3月から導入するBREWに加え、GPSの高度化、端末内蔵のCPUの高速化を行う。2003年秋には最大2.4Mbpsのデータ専用ネットワークCDMA2000 1x EV-DOを導入し、「伝送速度で凌駕。パケット単価の低さ、EV-DOならではのアプリケーション」を特徴としていくとしている。


KDDIのロードマップ



関連記事
▼ ドコモ2002年第3四半期〜FOMAのARPU、未だPDCを下回る
ドコモが2002年第3四半期のオペレーションデータを公開した。ここ1年で見ると、ドコモPDCのARPUは微増傾向。FOMAのARPUはPDCを下回ったままだ。iモードの単独ARPUは2110円と微減。また利用パケット数に占めるメール比率も減少している

▼ auのCDMA2000 1xサービス、500万を突破
KDDIの第3世代携帯電話の利用者数が500万を突破した。目標とする「3月に700万契約」に一歩近づいた

▼ KDDI、au携帯電話のPDC方式サービスを2003年3月末で終了
KDDIは、1994年4月より提供を開始したPDC方式のサービスを2003年3月末で終了する。同社は今後、経営資源をCDMA方式に集中させる

[斎藤健二, ITmedia]

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.



モバイルショップ

最新スペック搭載ゲームパソコン
高性能でゲームが快適なのは
ドスパラゲームパソコンガレリア!

最新CPU搭載パソコンはドスパラで!!
第3世代インテルCoreプロセッサー搭載PC ドスパラはスピード出荷でお届けします!!