保存もプリントもケータイから〜「@写メールアルバム」を試すカメラ付き携帯電話をいち早く投入したJ-フォンは、携帯画像の保存やプリントのサービス「@写メールアルバム」を提供している。シールや名刺、ミニアルバムのプリントをオーダーできるこのサービスを試してみた
カメラ付き携帯電話をいち早く投入、画像付きメールの普及を牽引したのがJ-フォンだ。2002年7月には、撮った画像をサーバに写メールして保存する有料サービス「@写メール アルバム」を提供、同年10月には、アルバム内の写真をシールや名刺にできる「プリントサービス」にも対応した(2002年10月1日の記事参照)。 J-フォン広報によれば、「@写メール アルバム」の利用ユーザーは幅広い層に渡っており、とくに20代女性の利用が目立つという。
「@写メール アルバム」は、月額200円で2Mバイトまでサーバに画像を保存できるサービス。サーバへの保存は、携帯電話から写メールで送る方法と、PCのWeb経由でアップロードする方法の2通りがある。 アップロードした写真は、タイトルやコメントを付けてアルバムにまとめられ、友達にメールしてアルバムを公開することもできる。
プリントサービスは、「@写メール アルバム」に保存した画像をプリントするもので、富士写真フイルムとコダックの2社と提携している。プリントできる素材や受け取り方法はそれぞれ異なり、いずれもラインアップは魅力的だ。
富士写真フイルムとコダックで、フレームなしのシールプリントをオーダーしたところ、上がってきたのが以下のシールだ。 いずれも、オリジナル画像に忠実な画質で、シールとしての出来はかなりいい。シールの表面は、富士写真フイルムのシールは表面が絹目のようで、コダックのシールは光沢といった印象だ。
プリントの仕上がりは上々の出来なのだが、問題なのは、携帯電話からの注文の際にかかる時間。サーバに保存されたアルバムから携帯電話のWeb経由でプリントする画像を選ぶため、時間がかかってしまうのだ。 富士写真フイルムのプリントオーダーは、アルバムにアップした写真が携帯電話の画面上にサムネイルで表示され、画像を選びやすいのだが、半面それがアクセス時間がかかるという仇にもなっている。ちなみに3枚のシールプリントを携帯から注文するのにかかった時間は約20分。9600bpsモデムを使って旧式のPCからインターネットアクセスしていた時代を思い出させるようなイライラ感だった。 もっとも2回目からは、注文にかかる時間は短縮される。携帯電話からの注文時に時間がかかるのは、画像選択時のWebアクセスと自宅の住所の入力なのだが、2回目からは住所を入力する必要はないからだ。
左がプリントする画像の選択画面。サムネイルが表示されて見やすいが、1つの画面に表示される画面が2枚なので、画像を探すのに時間がかかってしまう。右は2回目の注文から表示される送り先の住所。送り先に変更がなければ、住所を入力する必要なく注文を確定できる コダックのプリント注文は、リスト表示から写真を選び、確認の際に必要ならサムネイルを確認する仕組み。富士写真フイルムのオーダーよりは、写真を選ぶ時間が少なくて済む。それでも「ミニブック」など、写真が10枚あるようなアイテムをオーダーすると、それなりに時間がかかってしまう。
画像のアップロードも携帯電話とPCの両方からできるのだから、プリントのオーダーも両対応だといいのだが、今のところ注文は携帯電話からのみの対応。先に紹介したiモード向けプリントサービス「わくわくiプリント」(2月6日の記事参照)のように、メール送信でプリント画像を送れるなど、もっと気軽にオーダーできる環境がほしいところだ。 携帯電話の画像を活かした製品の質がいいだけに、オーダーが煩わしいのは残念。携帯電話のWeb経由で注文を完結させるには、もう少し端末パフォーマンスや通信速度の向上が必要なのかもしれない。 関連記事 携帯写真、コンビニでプリントしてみると 携帯電話の中にたまっていく一方の写真。ほかの人に見せたい時、端末のディスプレイを使うのはどうも面倒だ。そこで携帯電話の写真プリントサービスを試してみると…… 携帯電話がプリクラ用カメラに〜「プリモード」を体験 携帯電話で撮影した画像がプリクラに──。2月15日からお目見えする街頭プリント端末「プリモード」をひと足さきに体験した。かわいいシールのほかに、証明写真のプリントも可能だ 富士写、写メール向けシールプリントサービスを開始 スカイチェック 関連リンク @写メールアルバム [後藤祥子, ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
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