Mobile:NEWS 2003年2月24日 11:33 PM 更新

東芝、Bluetooth端末間の自動接続技術を開発

東芝は、Bluetooth端末間を自動的に接続する技術を開発したと発表した。特別な接続作業を行うことなく端末間の接続を確立でき、携帯電話とPOS端末を活用したモバイルコマースなどへの応用を図る

 東芝は2月24日、Bluetooth端末間を自動的に接続する技術を開発したと発表した。特別な接続作業を行うことなく端末間の接続を確立でき、携帯電話とPOS端末を活用したモバイルコマースなどへの応用を図る。


接続イメージ図

 Bluetoothは元々、10メートル程度の範囲にある複数台の端末との接続を想定した規格。モバイルコマースへの応用では、近接した2台の端末をすばやく1体1で接続する技術の確立が課題となっていた。

 開発した「Bluetooth 自動接続技術」では、一方の端末に広域通信モジュール(通信距離10メートル)と狭域モジュール(同10センチ)を搭載。狭域の通信範囲内に入った端末を高速に発見して接続を確立した上で、通信を広域に切り替えることで接続した端末以外とは通信を行わない仕組みを搭載した。

 いったん10センチ以内に近づけないとその後の通信を実行しないためセキュリティに優れるほか、広域に切り替えた後は10センチ以上離れても通信が続くため、赤外線通信や非接触型ICカードのように端末を一定位置に固定する必要がない。またハードウェアの追加は一方の端末のみ必要で、他方はソフトの変更で済む。そのため携帯電話などを活用したサービスの構築が容易だとしている。

 用途として、携帯電話とPOS端末、自動販売機を利用した代金決済や電子チケットの発券・決済・入場管理、携帯電話による交通機関の定期券機能などを想定している。

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