Mobile:NEWS 2003年4月7日 01:47 PM 更新

マクニカとFDK、携帯向け光学ズームレンズを開発

携帯電話向けについに光学2倍ズームレンズユニットが登場する。3群3枚の樹脂製非球面レンズを使い、せり出すことなくズームが可能。厚みは10ミリ

 マクニカとFDKは4月7日、携帯電話・PDA向けに光学2倍のズームレンズユニットを開発したと発表した。樹脂製の3群3枚の非球面レンズを使い、後群のレンズだけを電磁アクチュエータを使ってスライドさせることで、レンズがせり出すことなくズームが行える。


 サイズは幅12.5×12×厚さ10ミリ。1.5グラムで容積は1.1ccと世界最小を実現した。映像素子は、1/7型のCCD、CMOSに対応する。現行の受光素子では、31万画素相当品がターゲットとなる。動作電圧は3V、駆動電力は0.45W。3センチの距離に対応するマクロ機能も備える。

 今回のモジュール「FMZ10」は、レンズ部をマクニカが、モジュールとアクチュエータをFDKが開発した。販売はマクニカが行う。2003年夏からサンプル出荷を開始し、2005年には40億円の売り上げを計画している。ズーム搭載の携帯・PDAのうち、全世界で30%のシェアを目指す。

 本製品は4月9日から11間で東京ビッグサイトで開催される「センサ総合展2003」に出品される。

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[斎藤健二, ITmedia]

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