Mobile&Movie 第58回
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作品名 | アナライズ・ユー(Analyze That) |
監督 | ハロルド・ラミス |
制作年・製作国 | 2002年アメリカ作品 |
ニューヨークで最も恐れられていたマフィアのドン、名前を聞けば泣く子も黙る、それがポール・ヴィッティ。しかし彼は突然、不安症の発作を起こしてしまいます。威厳ある態度を保ちたいのに、どんどんストレスは増すばかり。そこでヴィッティが元の状態に戻してもらうべく訪ねたのが、精神分析医のベン・ソボル。ソボルにとっては、これが運のツキ。今まで無縁だったギャングの世界へ、ヴィッティに引きずりこまれてしまったのです。それでもソボルは医者としての使命感からヴィッティにできる限りの治療を施し、いつしか2人の間には友情が芽生えていたのでした。
そんな前作「アナライズ・ミー」から時を経て、この続編でヴィッティは刑務所の中。冷酷なマフィアとして知られるヴィッティは、他の囚人から一目置かれていました。一方、ソボルは影響力の強かった父を亡くし、耐えがたい喪失感に苦しんでいました。葬式の日を迎えても、自分と父との関係に自問を繰り返すばかり。父の棺を前に物思いに耽っていると、突然教会中に鳴り響く携帯電話の呼び出し音。葬式の列席者は一斉に自分の携帯を確認します。
「こんな時に非常識だな」
ソボルが呟くと
「あなたよ」
と妻のローラ。
「早く出て、切って」
慌ててソボルが受けると
「俺だ、ボケ!」
久しぶりに聞く、ドスのきいた声。
「3回もかけたぞ!」
顔から血の気が引いていくソボル。電話の相手は出たくない相手ナンバーワン、ヴィッティだったのです。トラブルの兆候を感じて
「あとでかけ直す」
とソボルは用件も聞かずに切ってしまいます。
ヴィッティは刑務所で暗殺されかかって、何としても話を聞いてもらいたかったのです。腹を立てたヴィッティは強行手段を取って、ソボルに会いに行くことに。
数日後ソボルは、銃撃されたショックで錯乱状態のヴィッティの診察のため、担当医として呼び出されます。精神状態を調べるテストにも、ヴィッティは無反応。おまけに「ウエスト・サイド物語」の主人公になった気分で、歌い踊り出す始末。
ヴィッティは突発性の不安症と診断され、ソボルが身元引受人となり釈放されます。保護観察を怠った場合はソボルがその罪を負うという条件に、ソボルはヒヤヒヤしながらヴィッティの行動を見張ります。しかたなく家に連れて来たヴィッティに、妻のローラはイライラ、そして息子のマイケルもギャングスタイルを真似し始めて、一家は大混乱。それでも、ヴィッティは往年のマフィアのボスとしての横柄な態度を変えません。ついには、昔の仲間のジェリーまでソボルの家に招き入れて、何だか嫌な予感。
ソボルはまたまたヴッティのとんでもない行動に振り回されて、ついには医師免許の剥奪まで覚悟する事態に陥ってしまうのです。葬式の時に、素直にヴィッティの話を聞いていたら、ソボルにふりかかる災難は少なくてすんだのかもしれません。
関連リンク[本田亜友子, ITmedia]
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