Mobile:NEWS 2003年5月1日 00:04 AM 更新

薄さ15ミリで31万画素カメラ〜ツーカーの「TK31」

ツーカーファン待望のニューモデルが登場した。ツーカーホン関西が発売する「TK31」はツーカーグループ向けにオリジナルで設計したモデル。31万画素CMOSカメラを搭載しながら、15ミリという薄さを実現した

 メガピクセルカメラや、大容量Javaアプリなどニューモデルの話題が盛り上がる中、ツーカーホン関西からカメラ付きの薄型軽量モデルが登場した。京セラ製の「TK31」は背面ディスプレイは省かれたものの、31万画素CMOSカメラ搭載で薄さは15ミリ重さは86グラム。NTTドコモの「P504i」が登場したときよりもインパクトがある。

 このモデルのポイントは次のとおりだ。

  • カメラがついて世界最薄、最軽量
  • 31万画素カメラ搭載でVGAサイズ撮影も可能
  • 高輝度LEDを使ったフラッシュライト装備
  • 予測変換機能搭載

 一方、機能面ではツーカーのサービスに準じたもので以下の機能はない。

  • Javaアプリへの対応
  • ムービー機能への対応

 それでは、「TK31」を実際に手にした印象を述べていこう。

触れてこそ実感できる15ミリの薄さ

 カタログやWebサイトを見てもなかなか実感が湧かなかったが、実際に手に取るとその薄さや軽さに驚く。外観はご覧のとおり背面ディスプレイは搭載されていない。そのため「カメラ付きで世界最薄」が可能になったようだ。


手元にあったN504iSと比較。持ってみると折れてしまいそうなぐらい薄いが、アルミフェイスとボディに使用されたマグネシウムダイキャストの組み合わせで剛性も十分だ

 ディスプレイ装備によってデザインに制約が出るくらいなら、いっそのこと省略してデザイン性を追求する端末があってもいいと感じていたところで、この割り切りは評価したい。無機質なほどソリッドに仕上げた表面に「Tu-ka」のロゴだけを配したデザインは、大人っぽいクールな印象だ。


左からネイビー、ゴールド、シルバー。ゴールドはなかなか見かけないカラーリングであり、目を引く

 ツーカーグループは、カメラや背面ディスプレイをそぎ落としたシンプルデザインの「TK22」を発売している。カラーバリエーションも豊富でスマートなモデルだったが、昨今のユーザーはカメラ機能の選択肢が欲しいところだろう。この「TK31」は、「TK22」のスタイリッシュなデザインを引き継ぎながら、そつなくカメラを装備している。

 ボディの塗装はメタリック調の質感で高級感が漂う。薄くて突起が少ないボディは、型崩れさせずにスーツの胸ポケットに納まり、ビジネスユーザーにも支持されるだろう。

補助用ライトの光量も十分、VGA画像の送信も

 カメラは31万画素CMOS。待受画像などにちょうどいい120×137ドットの撮影モードのほか、VGAサイズ(480×640ドット)での撮影も可能だ。しかもEZweb @mailを採用しているツーカーだけに、VGAサイズで撮影した画像をEメールに添付して送信することもできる。高輝度白色LEDを2個配した撮影補助用の「フラッシュライト」もかなりの光量で、暗所での撮影に重宝しそうだ。


2つのLEDは十分な光量。カメラの下には着信通知用LEDが配され、「グリーン」「レッド」「イエロー」「シーグリーン」「ブルー」「パープル」「ホワイト」から選べる

 カメラの起動は、メニューから「カメラ」を選択する以外に、「マイメニュー」ボタンの長押しでもOK。「メモ」ボタンを押せばズームでき、上下カーソル操作で明るさを調整できる。フラッシュライトのオン/オフやタイマー撮影などは「機能」メニューを呼び出して操作する仕組みだ。フレーム撮影も可能で、あらかじめ5種類登録されたフレームから好みのものを選び、画面に表示させながらの撮影も行える。画像の保存形式は、JPEG形式とPNG形式の2種類だ。


ダイヤルキー部分のレイアウト(左の2つはモック)

 デジカメ代わりに携帯電話を使う場合、撮影した画像を特定のアドレスに送るケースもよくある。TK31には「撮速(さっそく)メール機能」という、あらかじめ登録しておいた1つのアドレスに少ない手順で送信できる機能が用意されている。これはauの京セラ製端末「A1013K」にも搭載されていた便利な機能。TK31では[撮影]-[メールボタン]-[YES]を押すだけで画像付きメールの送信が可能だ。

VGAサイズ、フラッシュなしで撮影した画像(左)と撮影補助用ライトを点灯させて撮影した画像(右)(クリックで拡大)

120×137ピクセルで暗い部屋で撮影(左)。右は撮影補助用ライトをつけて撮影

使い勝手は薄すぎるが故の要望も

 本体は「いったいどこに基板が入っているの?」というほど薄い。裏蓋と電池を外してみると、キーボード分の厚みしかないのではと思うほどである。しかし、そのわりにはキーにはしっかりストロークがあり、操作感はまずまずである。

 ただし、薄いがために、本体の開閉は片手では操作しにくい。NTTドコモP504iシリーズのようなワンタッチオープンボタンが欲しくなってしまう。

 ディスプレイは2型、6万5536色TFTカラー液晶装備。文字視認性もまずまずである。メニューのインタフェースは、昨今の京セラ製モデル定番のアイコンメニュー。2階層目までアイコンメニューが続き、3階層目から文字ベースで一覧表示されるタイプだ。各機能にはショートカットの数字が頭に付加されているので、頻繁に使う機能の番号を覚えれば[M]+[数字]でショートカットでの操作も可能。また、よく使う機能だけをピックアップして「マイメニュー」に登録すれば簡単に各機能を呼び出せる。

最大3つのメールアドレスを使い分けられるメール機能

 ツーカーグループは、これまでの資本関係やローミング関係のねじれにより、J-フォンと互換のあるスカイメッセージと、auグループで採用しているEZweb @mailの両方を利用できる。つまりこの1台で、電話番号を指定してツーカーグループの端末やJ-フォングループの端末にメール送信できる「スカイメール」、PCや他社携帯電話のEメールアドレスに送信できる「スカイメールEメール」、auと同じ「EZweb @mail」(このモデルでは「Eメール」となっている)の3サービスを1台で利用できてしまう。1台で最大3つのメールアドレスを使い分けることも可能なのだ。

 メールボタンを普通に押せば「Eメール」のメニューが現れ、メールボタンを長押しすれば、「スカイメール、スカイメールEメール」のメニューが現れるという仕組みだ。

 日本語入力には、予測候補変換が採用され、文字入力の際に予測される単語が次々に画面下部に表示される。ツーカー歴代モデルの中では最も効率的な文字入力が行える。「Eメール」の受信フォルダは最大10個利用でき、振り分け設定などが可能である。

 着信メロディは40和音、薄さを保つため、イヤーピースのスピーカーと着信メロディ用のスピーカーを同位置に据え付けているようだ。パネル前面、背面のほぼ同位置にスピーカーがあるのだが、通話時の音声はちゃんと内側から、着信メロディは外側から聞こえる。

操作の統一感が望まれるインターフェース

 メニュー操作などのソフト面は、TK21以来大きく変更されていない。画面を見ながら直感的に操作できるのだが、操作の上で「決定」キーが必ずしもセンターのボタンの場合だけとは限らず、操作内容によっては画面下部のキー割り当て表示を見ながら指を左右に動かさなくてはならない。いまひとつ操作に統一感がない印象だ。

 また、画像フォルダの閲覧の際にもサムネイル表示ができないなど、いまひとつ配慮に欠けているところもある。携帯電話がますます多機能化されていく中で、携帯電話を操作するソフトウェア面でのユーザビリティがますます重要視されていくことは必至であり、ぜひとも操作面でのフラッシュアップを期待したいところだ。



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[木暮祐一, ITmedia]

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