公式サイトと勝手サイトの中間? 「iモードマイボックス」 iモードを使って、ユーザーごとにカスタマイズされた情報を提供する「iモードマイボックス」の試験サービスが6月2日から始まる。ドコモの課金代行は利用できないが、公式サイトほど制約は厳しくない
NTTドコモは5月27日、登録したユーザーごとにカスタマイズした情報を提供できる「iモードマイボックス」の試験サービスを6月2日から開始すると発表した。iモードメニュー内に設けられた「マイボックス」にアクセスすることで、それぞれのユーザーに特化した情報を閲覧することができる。 イメージとしては「お店に行って会員登録するイメージ」(広報部)だ。
なかなか位置づけが分かりにくい「iモードマイボックス」だが、公式サイトと勝手サイトの中間的な位置づけと考えると近いかもしれない。 これまでもiモード公式サイトでは、どのユーザーがアクセスしたのかを判別することができたが、マイボックスサービスでは以下の点が異なる。 まず、ユーザーはドコモを通さずコンテンツプロバイダと契約を結ぶ。ユーザーが登録した情報についてはドコモは関知しない。合わせて、マイボックスサービスについてはドコモは課金代行も行わないため、コンテンツプロバイダが課金を行う場合、個別に行う必要がある。 公式サイトでは、課金代行を利用できる代わりに内容に関してもドコモのチェックが厳しく入る。勝手サイトは全く自由に制作できるが、iメニューからたどることはできない。「マイボックスはその中間だ。公式サイトほどの厳しい制約はない」とあるコンテンツプロバイダは話す。 もっとも、明確な利用目的があってのサービスとは言えない可能性も高い。iモードの新サービスにしては珍しく、試験サービスとして開始されるのもそれを裏付ける。別のコンテンツプロバイダは「あくまでお付き合い」だと状況を話している。 ただし、PCサイトとの連携や物品販売を考えているコンテンツプロバイダには、活用しがいのあるサービスになる可能性はある。 マイボックスサービスは、6月2日から10社が提供し、試験サービス中に17社が参加する予定になっている。
関連リンク ドコモ ニュースリリース NTTドコモ [斎藤健二, ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
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